吹き付け硬質ウレタンフォームとは?グラスウールに変わる断熱材!

吹き付け断熱
吹き付け硬質ウレタンフォームとは?グラスウールに変わる断熱材!

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吹き付け硬質ウレタンフォームとは?

これまでに住宅の断熱材として長年使われてきたグラスウールですが、現在では建てられる着工棟数の約2割ほどがこの「現場発泡(吹き付け)の硬質ウレタンフォーム」に切り替わってきております。

それはなぜかというと「住宅の断熱材にグラスウールを使うことに異を唱える住宅業者」が増えてきたということでしょうか?

ちなみに私はグラスウールは利用した住宅は反対派です!

現在は改正となりましたが、以前までの省エネルギーの基準となっていた「次世代省エネルギー基準」の参考書には、「グラスウールは施行方法によって断熱性能が変わる」ことが証明されております。

グラスウールの施行

こういった大工さんの施行の仕方で性能が変わってしまう断熱材に見切りをつけた業者が「日本の気候風土に適した断熱材として活用を始めたのが、現場発泡の吹き付け硬質ウレタンフォーム」ということです。

硬質ウレタンフォームとは、ポリオールとポリイソシアヌレートを原料に難燃性能や木材への接着性能を住宅用に改良している現場発泡用の断熱材です。

本来は、大型冷蔵庫などの断熱材として活用されていた断熱材ですが、これを住宅用に改良したものが「吹き付け硬質ウレタンフォーム」という訳です。

ウレタンには、硬質と軟質がありますが、住宅用の断熱材として使われるのは「硬質」で硬質の中でも比較的、柔らかい断熱材と硬めの断熱材があります。

そして硬質ウレタンフォームで重要なのが、「スキン層」があるかどうかです!

スキン層とは、硬質ウレタンフォームを吹き付けた後、発砲してくる断熱材の表面層のことを指し、このスキン層がある硬質ウレタンフォームはあまりありません。

吹き付け断熱材で有名なのが、「アイシネン」や「アクアフォーム」などで私の個人的な感覚では比較的柔らかめな断熱材です。

それはなぜかというとウレタンフォームの中でも「100倍発砲」や「水発砲」という種類に該当し、少しの吹き付け量で100倍にも発砲し、原料の中に水を混ぜたりするからです。

もちろん在来工法などで使われる柱は105mmや120mmなどですが、それ以上の厚さまで発砲するため、柱・間柱より室内側に出てきた部分は全て削り取ります。

また、「アイシネン」や「アクアフォーム」などと違う断熱材が、「アキレス」の吹き付け硬質ウレタンフォームや吹き付けで有名な高性能住宅で細々と全国展開している「ファース工法」です。

このように簡単に「吹き付け硬質ウレタンフォーム」と言っても様々な種類がありますので、これから住宅の断熱材として活用しようと考えている方は是非、一つ一つの違いをじっくり検証してみて下さい!

ちなみにこういった現場発泡の吹付け断熱材を検討されている方は、下記に関連記事のリンクを載せておきますので、是非、ご参考下さい!

■関連記事1:吹き付け断熱材を使う場合に知っておきたい3っのポイント!

■関連記事2:吹き付け断熱材のデメリットは?高額以外にない!?

■関連記事3:現場発泡の吹付断熱材:硬質ウレタンを検討中の全ての人へ!

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