寒さの原因が「床下」にある理由
なぜ床下の対策をしないと寒くなるかと言うと、原因は単純です。
それは外気の影響を受けて、温度が下がり、床までも冷やしてしまうからです!
「寒い家を暖かくする方法と5っのポイント!」でも少し書いてありますが、住宅の床下で換気を促すために基礎の立ち上がり部分に換気口が設置しております。
こういった床下換気口が設置されている住宅は、最近ではあまり見かけなくなりましたが、築年数が経過した古い住宅や中古住宅などに設置されております。
では何故、最近の住宅で見かけなくなったかと言うと断熱方法が、床断熱から基礎断熱に変わってきていることが考えられます。
床断熱とは、床部分の直下で断熱層を設けて断熱しているので、断熱層下部は湿気の排出や土台などの主要構造材を守るために換気が必要となります。
基礎断熱とは、画像にある基礎部分から外気の影響を受けないように土間部分と基礎の立ち上がり部分を断熱する仕様となっております。
したがって、外気が-○○℃にもなるような寒冷地では、床下換気口を開けることによって、床下が外気と同じような温度になるため、断熱次第では床を冷やす要因となるからです。
では、床下換気口からの影響を受けず、住宅が寒くさせないための対策について書いて行きます!
床下換気口を対策して寒い家を暖かくする方法
では実際に床下換気口に関する対策について、書いていきたいと思います!
まず始めにすぐにでも対応頂きたいのは、「床下換気口を閉じる」ということです。
開閉可能な床下換気口でしたら、冬の始まり頃(11月末?)〜春先(4月?)くらいまで閉め切ってしまうことです。
そうすることによって、床下の換気はされないことになりますが、床下換気口を閉める頃には、時期的にも外気は乾燥気味になりますので、床下の換気を取るか?床が冷たくなるのを防ぐか?となります。
次に検討頂きたいのが、「断熱性能を持った床下換気口を設置する」です!
これは一昔前ではなかった代物かも知れませんが、楽天市場などでも探して頂けると気軽に購入することが出来ます。
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商品的には、ただの床下換気口ではなく、「断熱・気密対策済み」の床下換気口となっておりますので、詳細が知りたいからは上のリンクからご覧頂き、価格等についてご参考頂ければと思います。
床下換気口については、季節ごとに開閉することで多少は寒さを改善することは出来るかも知れませんが、床下換気口が設置されている物件は構造自体が床下換気を必要とする構造となっております。
床下換気口を何とかしたい!という方は、建て替えしない限りは上記、断熱・気密性能を持った床下換気口等を有効的に活用して寒さを軽減させる他ありません。
床下換気口対策で寒い家を暖かくする方法! まとめ
以上のことから住宅の基礎部分に換気口が設置されている住宅は、「①単純に換気口の開け閉め」、「②断熱(出来れば気密含む)対策された床下換気口へ交換」、「③床断熱から基礎断熱仕様へリフォーム」となります。
ちなみに①~③の順に費用も手間もかかる対策となります。
いくら①の換気口を閉めたとしても、床下換気口自体に断熱性能がほとんどないため、外気の影響を受けて、冷気は住宅内(床下)へ侵入してきます。
以上、床下換気口対策は、床を冷たくしないための対策であり、「寒い家を暖かくする方法と5っのポイント!」に関連する記事でも記載しておりますが、床が冷たいと足から体温が奪われ、体感的にも寒く感じてしまいます。
私が一番オススメするのは、「②断熱(出来れば気密含む)対策された床下換気口へ交換」をご検討頂ければと思います。
ちなみにこういったちょっとした工事などの依頼先がない!という方については、こちらの記事「リフォームの依頼先で困った時は?」をご参考下さい!
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