【 家の湿度が高い?湿度が高くなる6っの原因とその対策! 】
夏や梅雨時期に関わらず、住宅内の湿度が高かったり、湿気っぽさを感じたりすることはありますか?
ある程度のご家庭には、目安となる温湿度計や時計やカレンダーと一緒になっているデジタルの温湿度計を設置しているご家庭は多いと思います。
だいたいの方はイメージできると思いますが、「湿度・湿気が高い=カビが心配」というのが一般的になっており、カビは住む人によっては体調不良、咳などの症状が出ますので、室内の湿度には注意が必要です!
しかも、住宅を建てたばかりの時は、工事中の湿気や木材に含まれている水分、基礎コンクリートに含まれている水分などが多く含まれていることが考えられるので、住み始めの頃は特に湿気に注意する必要があります。
また、最近の住宅はグラスウールを断熱材として使うことが多く、その場合、断熱層の室内側に防湿層を設けるなど、住宅の気密化が進んでいることから住宅内で出た湿気が外に逃げにくくなっております。
このように住宅の中で湿気や湿度が高くなったりするには、それなりの原因・理由があります。
その原因や理由、そしてその対策についてここではお伝えしていきたいと思います!
目次
湿気が高い原因!①お風呂・ユニットバス
なんと言っても住宅内の湿度が高くなる原因として考えられるのが、「お風呂」に原因があることも多くあります。
簡単ですが、お風呂の浴槽にお湯を溜めっぱなしにしており、ドアも開けっ放し、換気扇も稼働させていないとお風呂からの湿気が原因で住宅内の湿度が高くなることが考えられます。
お風呂の浴槽にお湯を溜めっぱなし・・・という方は意外と多いのではないでしょうか?
また、お風呂の換気扇も入浴中に稼働させている!という方もある程度、お風呂内の湿気や水気が無くなるまで稼働させることをオススメ致します。
目安は、夜、お風呂に入った後、換気扇を稼働させて、朝になったら止める!というのが、良いでしょう!!
湿気が高い原因!②人間・肌・呼吸
実は人体の約60%くらいは水分であり、呼吸や肌から湿気を放出していることをご存じですか?
また、たくさん人が集まると温度が高くなるのは、皆さん何となく経験があると思いますが、温度だけでなく湿度も一緒に高くなります!
こういった場合は、窓を開けて外気を取り入れたいところですが、季節によっては外の方が湿度が高い場合もあります。
そんな時は、24時間換気システムやレンジフード・お風呂の換気扇・トイレの換気扇をフル稼働して対策するのが良いでしょう!ってここまでしなくても良いと思いますが・・・
もし良ければ大人数集まる時は、リビングの人口密度が高くなるのは明らかなのでキッチンのレンジフードなどを人が集まる前に稼働させて、「空気の流れを作っておく」と良いですよ!
湿気が高い原因!③観葉植物
さっそくですが、室内に観葉植物を置いている住宅は、湿度が高くなりがちです!
趣味が観葉植物!という女性も多いことと思いますが、これは室内の湿度が高くなる原因の1つであり、①お風呂でお伝えしていた以上に恒常的に高湿度状態になる可能性があります。
植物は、光合成で空気中(大気中)の二酸化炭素と根っこから吸収した水分で酸素と作り出すことが出来るので、「湿度調整」が出来ている住宅であれば、空気環境は良くなるでしょう!
しかし、日本の住宅で湿度調整が出来るような住宅は高気密であり、湿気を吸放出できるような仕組みがないと難しいですし、そういった工法はほとんどありません。
夏や梅雨時期の高湿度対策として除湿機を使われている方は、良いと思いますが、どんなに植物が酸素を作り出すことが出来ても、住宅にとっては空気の流れや換気、湿度調整をしっかり考えないといけません。
以上のことから趣味が観葉植物!という方は、換気を行って、空気の入れ替えを意識しましょう!
また、なるべく誤差の少ない湿度計をリビングや観葉植物から少し離れた所において、こまめに湿度を調べて対策しましょう。
湿気が高い原因!④ペット・飼育
趣味で熱帯魚やカメ・ザリガニ!?などを飼育されている方は注意が必要です!
常に水を循環させている水槽があるので、この水槽も湿度が高くなる原因の1つです。
また、②人間・肌・呼吸でもお伝えしておりましたが、人間に限らず、犬や猫は家族の一員として愛でる人も多いと思いますが、犬・猫からも湿気は出るでしょう!
犬・猫だけであれば、さほど注意する必要はありませんが、水槽を必要とする熱帯魚やカメ・ザリガニ!?は室内の湿度を見ながら適切な換気・空気の流れを意識して湿気対策をしましょう!
湿気が高い原因!⑤洗濯物
これは誰もが分かることだと思いますが、あえて書かせて頂きます!
洗濯物は基本的に外で太陽さんが顔を出している時に気持ち良い風を当てて乾かしたいですが、最近ではPM2.5や花粉などの問題から外で洗濯物を干せない・・・という方も多いでしょう!
そういう場合、乾燥器があれば良いのですが、部屋干しするしか方法がない!という方は服についてしまう臭い以上に湿度に注意する必要があります。
最近では、送風しながら除湿する除湿機が主流となっておりますので、洗濯物を干している所で除湿機を使うのが良いですが、全てのご家庭で除湿機を使える訳ではありません。
もちろん家族数が多ければ、多いほど、洗濯物の量が増えて室内の湿度に影響を与える場合がありますので、注意しましょう!
対策としては、換気はしっかりと行っていることが大前提ですが、住宅内の空気の流れを意識して、重層などの湿気を吸着してくれるものを有効的に活用しましょう!
湿気が高い原因!⑥湿度計の誤差
この原因は決してバカにしている訳ではありません!
皆さんが使われている「湿度計」。意外と5〜10%くらいの誤差があり・・・などと購入した時の箱にかかれていませんか?って、購入した時の箱持っている人の方が少ないですよね!?
新たに購入する方は良いのですが、すでに持っている方でアナログ式の湿度計はホコリなどの汚れや落下、経年劣化などで誤差が生じる可能性があります。
私個人的にはデジタルでもアナログでも良いのですが、湿度計として「誤差:±3%」ほどの湿度計を購入頂き、目安とするのが一番良い対策です!
下記に私がオススメするデジタル式とアナログ式の温湿度計をご紹介致しますので、気になる方はまず「湿気や湿度を知る目安として温湿度計の購入」をオススメ致します!
◇デジタル式
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◇アナログ式
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以上、必ず湿度計を購入する際は「精度」をご確認の上、ご購入下さい!
湿気が高い原因!まとめ
ここまでご覧頂いた方にはご理解頂けたと思いますが、住宅内で湿度が高くなる原因はいろいろあります!
しかし、出来る対策と言うと「換気」・「空気の流れを意識する」・「除湿機の設置」・「誤差の少ない湿度計で湿度を把握する」ことくらいです。
あらかじめ住宅の仕様や設備等で「湿度調整」出来る住宅であれば、文句なしの言うことなしです!
ちなみに湿気を外へ排気してくれる換気も、本来はシックハウス目的であり、空気の停滞や汚れは住む人にとって良くないことですが、結果的に住宅内の空気の流れを意識して、換気を行うことは「室内の湿気や湿度」を考えた時にも効果的だということです。
私達が湿度計などで目安としている湿度:〇〇%は相対湿度と言い、空気中に含まれる水分の割合を表しております。
空気が含むことが出来る水分の量は、空気の温度によって増減し、温度が高ければより水分も含め、温度が低いと含むことが出来る水分の量は少なくなります。
したがって、湿度計を目安にして湿度を下げる場合は、「湿気の量を変えずに室温を上げる」か「乾燥した空気に入れ替える」という方法が一番対策として効果的な訳です!
基本的に室温を上げるのは、限界がありますので、すぐにでも始められることとして、常に換気システムを稼働させている方はたまにフィルター等のメンテナンスを行って、正しく換気しましょう!
そして住宅内の空気の流れを意識して、窓は対角線上にある窓を2ヶ所を開けて、1階と2階で窓を開けることによって、パッシブ的な換気の要素も考えながら「通風(空気の流れ)」を是非、意識して行ってみて下さい!
ちなみにパッシブについて、分からない方はこちら「パッシブとは?パッシブ住宅で重要なのは換気と太陽熱! 」をご覧ください!