体感温度で重要なのは室温と床・壁・天井の温度で決まる!

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住宅を建築・取得された方でリビングや室内などに、温湿度計を設置されている方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

少し話はそれますが、温度計も湿度計も以外と誤差があり、設置する場所で温度や湿度が変わりますので、単純に表示されている温湿度が正しいとは限りません。

しかし、目安にはなりますので、室温や湿度を知る上ではとても参考になりますが、皆さんの住宅ではだいたい温度が何℃で湿度は何%を表示しているでしょうか?

夏・冬で若干違い、地域によっても理想とする温湿度帯は違うと思いますが、一般的には温度24〜26℃くらいで湿度は40〜60%が理想的な温湿度帯だと思います。

それでは本当に温湿度計が温度25℃前後、湿度が50%前後だと「快適」と言えるのでしょうか?

この記事では湿度は少しよそへ置いておいて、住宅内で快適な温度・・・ではなく、住む人1人1人異なる「体感温度」の重要性についてお伝えしていきたいと思います!

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住宅における「体感温度」の重要性について

住宅内に居る時に快適さの目安として表示されている「室温」。

しかし、住む人にとって一番重要なのは、温度も重要ですが、「体感温度」です!「体感温度」とは、1人1人異なり、24℃の室温でも暖かいと思える人もいれば、少し肌寒いと思う人もいます。

それが温度が理想的な温度あるにも関わらず、暖かい・寒いの違いは「体感温度」の違いが原因となります。

体感温度は体温や室温はもちろん、下の画像にもありますが風の強さなどが影響を受け、風については風速1m(1秒間に風が1m進む)の場合、体感温度が1℃下がります。詳細は下の画像をご参考下さい。

風速と体感温度に関する画像※この画像はこちらのサイト様よりお借りしております。

例えば春や秋などの中間期に外気温は23〜4℃くらいだが、風が強いと寒く感じる・・・や、外気温が13〜15℃くらいだが、無風で太陽からの日射があると暖かく感じられるのが、条件の違いから得られる体感温度です。

この体感温度も住宅に住まう人にとっては、快適さを得るためにとても重要なことであり、この「体感温度」を上げることでより快適に生活することが出来ます。

単純に温湿度計が快適な温度を表示していれば良いのではなく、住む人の体感温度を上げる必要がありますが、どうすれば「体感温度」を上げることが出来るでしょうか?

ではその方法についてお伝えしていきます!

体感温度を上げる方法とは?

体感温度を上げるためには、室内の床・壁・天井及びその周辺にある家具なども含めて快適な温度であり、温度差がない状態になっている必要があります!

単純に温度計が24℃や26℃になっているからとても暖かいです!ではなく、室温も床面も壁面も天井面全体が同じ快適温度になっていることで、床・壁・天井からの輻射熱で人は暖かいまたは涼しいと感じ、体感温度が上がります。

過去記事の『熱の伝わり方「伝導・対流・輻射(放射)」を徹底解説!』でもお伝えしておりますが、人が暖かさや涼しさを感じる上で一番理想的で体の芯まで温まる・涼むのも「輻射熱(放射熱)」です。

部屋の温度と体感温度の関係を表した画像※この画像はこちらのサイト様よりお借りしております。

上の画像のように左右が同じ室温20℃であっても床・壁・天井面の温度(表面温度)の違いから体感温度も変わってきてしまいます。

したがって、体感温度を上げるには室温だけでなく、床・壁・天井面の温度が重要であり、床・壁・天井面の温度を上げるためにはこれら構造体に蓄熱させる必要があります。

蓄熱とは、熱を蓄えることにありますが、床・壁・天井面に熱を蓄えさせるためには、住宅の「断熱」・「気密」が何よりも重要です!

以上、「体感温度」にフォーカスしてお送りしてきましたが、床・壁・天井面に蓄熱させて体感温度を上げるなどの住宅仕様は快適につながります!

気になる方は、「快適な住宅を造るために必要となる知識と5っのポイント」の記事もご覧頂き、ご参考頂けると幸いです!!

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