夏、住宅で涼しく過ごす方法と4っのポイント

夏、住宅で涼しく過ごす方法と4っのポイント【夏、住宅で涼しく過ごす方法と4っのポイント】

夏は暑苦しいので、冬の寒さよりも夏の暑さを重視される方がたくさんいらっしゃるかと思います!

傾向として寒冷地に住まう方々は、「家の作りやうは、冬を旨とすべし」であるのに対し、温暖地に住まう方々は「家の作りやうは、夏を旨とすべし」ですね。

寒冷地も温暖地も条件が厳しくなれば、人の命に関わってくる話になりますので、私的には「家の作りやうは、夏冬を旨とすべし」が良いのではないでしょうか?

これから住宅を建築・購入される方は夏・冬を旨とする場合は、必ず高気密・高断熱仕様になることは明白ですが、すでに既存住宅や賃貸物件に住まわれている方はなんらかの対策を行わないと命の危険すらあり得る話です。

そのために簡単ですが、夏を涼しくするための対策方法やポイント・考え方について、この記事をご参考頂けると幸いです!

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夏、住宅で涼しく過ごす方法 ①通気を考える

既存住宅や賃貸物件に住まわれている方は、今あるものでなんとか対応するとなると「通気を考える」方法しかありません。

備え付けられた窓を全て開放して外からの空気を入れることで涼しく感じられる場合があります。

しかし、これは間違った方法である場合もあります。

外気温がじめじめした暑い空気がそのまま室内に入ってくることになるので、涼しくなると言うよりは、流れる空気に当たることで「涼しく感じられる」というところがポイントになります。

完全に体感的なお話ですし、窓を開ける方法は誰でも思いつく方法なので、ここでは窓を開ける場合のポイントをお伝えしたいと思います。

窓を開け、通気で涼しくしたい場合は、「開ける窓は対角線上に位置する窓を開ける」のがポイントです!

間取り【通気】

車などでは運転席側の窓を開けた時、社内の空気を入れ替えたい場合は、助手席後ろの席の窓を開けることによって、効率よく通気を行うことが出来ます。

間取り次第で対角線上の位置に窓がない場合もありますし、外の風向き等の影響も受けると思いますので、思い通りにいかない場合もありますので、ご注意下さい!

夏、住宅で涼しく過ごす方法 ②湿度を下げる

夏がとても暑く感じられるのは、「じめじめ」としたイメージ=湿度の影響を受けるためです。

空気とは、温度計などで表示される一般的な温度(顕熱空気に含まれる水蒸気(湿気)が持つ熱(潜熱があり、これら「顕熱+潜熱=全熱(エンタルピー)」となり、「全熱(エンタルピー)=温度」という考え方が出来ます。

これらを簡単に説明致しますと、空気中には一般的に温度計などで表示される温度(顕熱)と空気中に含まれる水蒸気が持つ熱(潜熱)があり、これら顕熱と潜熱の和が空気中に温度となる訳です。

これを夏に置き換えると気温30℃・湿度60%の場合、気温だけ見ると30℃で多少暑いくらいですが、空気に含まれる水蒸気が抱える温度は40℃近くにもなります。

単純に湿気(水蒸気)の抱えている温度が高いため、体感的にじめじめしている時の暑さを感じます。

ちなみに北海道などでは気温が30℃になることはありますが、湿度がそこまで高くない=空気中に含まれる水蒸気が抱える熱が高くないため、カラッとした暑さにとどまるわけです。

したがって、これらの理由から「空気中に含まれる水蒸気が持つ熱」を下げてあげることでじめじめした暑さを取り除けることが出来ます。

その方法はもちろん!「除湿機」ですよね!

除湿機以外に壁掛けなどのエアコンには、ドライ運転(除湿運転)などの機能が備わっておりますので、活用することが出来ます。

しかし、除湿機にもタイプによって除湿の仕方が違いますので、消費電力や除湿能力を確認する必要はありますが、私的には「ハイブリッドタイプ」の除湿機をオススメ致します。

また、除湿機以上にオススメするのが、「壁掛けエアコン」です!

住宅の断熱・気密性能によって電気代が高くつく場合もありますが、「暖房・冷房・除湿」に使える高機能なエアコンは絶対的にオススメ致します!

※私が消費電力や除湿能力を見て、単純に室内の湿気を取る目的で使用される場合は、オススメできる除湿機かと思います。

夏、住宅で涼しく過ごす方法 ③効率の良い冷房方法

すでに住宅に壁掛けのエアコンが設置されている場合は、活用する以外に選択肢がないと思います!

その中でも特に冷房を必要としない暑さの場合は、冷房運転ではなく、除湿運転されることをオススメ致します。

この除湿運転とは、設置されているエアコンのタイプによって、除湿方法が2タイプに分かれており「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2タイプがあります。

「弱冷房除湿」は、主に古いタイプのエアコンに採用されており、常に弱い冷房運転を常に続けているため、デメリットとして室内の温度が少しずつ低くなりますので、つけっぱなしには注意が必要です。

「再熱除湿」は、湿度だけを下げるような動きをしますが、「弱冷房除湿」のように室内の温度がなるべく下がらないようにするため一度、適温に暖めてあげるためデメリットとして消費電力が大きくなります。

このようにどちらの除湿方法もデメリットはありますが、効率良く住宅内を冷やせるのはやはりエアコンと活用することが一番だと考えます。

ただし、急にエアコンを設置出来ない方や賃貸物件に住まわれている方などはエアコンの設置が用意ではありませんし、費用も安くはありませんので、最後に次の見出しでお伝えする方法を実践してみて下さい!?

夏、住宅で涼しく過ごす方法 ④扇風機を活用

見出しを見て、読むのを止めずに読んでみて下さい!私的には試す価値はあると思っております。

単純に扇風機を「使用」するのではなく、「活用」するのです!

この方法には「②湿度を下げる」でお伝えしておりました除湿機を併用します。

まず除湿機とは、様々な種類や除湿タイプは異なりますが、だいたいの除湿機にはファンがついており、このファンを使って周辺空気の湿度をセンサーで感知して除湿運転します。

しかし、そのファンの風量(吸込量)はとても弱く、除湿機単体で除湿運転するだけでは、広い部屋などの湿度を下げるのに時間がかかってしまいます。

これが除湿機のデメリットです。

そして扇風機は、体感的に風が当たるので涼しく感じられますが、本当は「室内の空気をかき混ぜているだけ」のことしか出来ません。

したがって、室温が30℃の場合、簡単に言ってしまうと30℃の空気をかき混ぜているだけで、扇風機の後ろ側から吸い込まれる空気の温度を少しでも下げてあげることが出来れば、効果はあります。

そのため窓を開けて外の空気を取り込めるように窓付近に扇風機を置いて使用することがオススメされております。

ですが、ここで私が提案したい「扇風機の活用方法」とは・・・「扇風機でかき混ぜた室内の空気を除湿機で全体的に除湿していく」方法です!

除湿機のデメリットは、除湿機周辺の空気しか除湿できないことであり、扇風機のデメリットは室内の空気をかき混ぜるだけ・・・でも、そのかき混ぜられた空気に含まれる湿気を除湿機でうまく除湿していければ効果は見込めるのではないでしょうか?

もちろんこの方法は部屋の大きさによって効果が左右されますし、時間もかかるかも知れません。

ですが、試す価値はあると思っておりますので、今年の夏は是非、この方法を使って「夏、住宅で涼しく過ごす方法」を確立して頂ければと思います!

ちなみに暑い・涼しいについては個人差がありますので、実際に試して頂いた方がいらっしゃいましたら是非、喜びの言葉や文句の言葉をコメントに頂ければ幸いです。

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