正圧とは? 住宅の玄関ドアが閉まらない原因の1っ!

正圧とは?住宅内で起きるトラブル解消!  正圧とは? 住宅の玄関ドアが閉まらない原因の1っ!

皆さんは住宅の建築や購入後にトラブルや悩み等はなく、快適に生活されておりますでしょうか?

本当であれば、快適に暮らしてます!という解答が一番良いのですが、必ずしも全員が全員同じく快適!と答えられることは絶対にないと思います。

どんな些細なことで気になる方は気になるでしょうし、家が傾いてても気にならない人は気になりません。

しかし、このブログは「どんな些細なことでも気になる人のため」にあるサイトですので、今回も細かいことに魂燃やして記事書いていきます!

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正圧とは?

この記事の冒頭に貼り付けてある画像は、大空を舞う風船ですが、まさしくこの「風船」が「正圧状態」にあります。

正圧とは、大気圧(私達の周りの空気を1気圧)よりも圧力が高い状態になっていることを指します。

単純に言うと、「東京ドーム」は中を正圧状態にて天井を膨らませており、膨らませるためには、室内側にどんどん外の空気を送り込まなければいけません。

すると室内側は空気の逃げ場を失って、室外側へ押し出すような力が働きます・・・これを「正圧」状態と言います。

そしてこの記事冒頭の画像が風船であるように、風船は外から空気を送り込むことで膨らみますが、風船の中は外側に押し出そうする圧力が働くため膨らむんですね!

その現象が住宅内でも同じようなことが起きることで玄関ドアが閉まりにくくなったりする原因になる訳です。

住宅で正圧状態を作る方法

まず第1条件として、住宅の「気密性能」が良くないと正圧状態を作ることは出来ません。

住宅が隙間だらけだと、そこから中の空気が室外側へ逃げてしまいますので、まずは「高気密」仕様の住宅を建築または購入しましょう!

そして、住宅では必ず24時間換気が建築基準法にて義務付けられておりますので、出来る限り第2種換気を活用しましょう。

ただし、第2種換気の特徴として室外の空気を室内に強制的に取り込みますので、「外の温湿度状態の影響を受ける」ことになります。

多少、地域にもよりますが夏はじめじめした暑い空気が室内に入りますし、冬は乾燥した冷たい空気が室内に入ります。

これは住宅にとっては快適とは言えませんので、住宅内の「正圧」状態と作るのはとても難しいですが第1種換気を採用されることをお勧め致します。

第1種換気は給気と排気を同時に機械換気にて行う方法ですが、住宅の気密性能と換気扇の給気と排気のバランス次第で「正圧」にも、「負圧」にもなります。

あらかじめ「どの換気機器を使って、どのようにダクトを通すか、どれくらいの換気量が必要になるのか?」を考えた上で計画しないと住宅を「正圧」状態にするのは本当に大変です。

あまりオススメ出来ませんが・・・。

また、換気について詳しく記載している記事を以前に更新しておりますので、気になる方はリンクよりご覧ください。

住宅の24時間換気と3種類の換気方法を徹底解説!

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