健康住宅=自然素材や無添加物を使った住宅ではありません!

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【 健康住宅=自然素材や無添加な住宅ではありません! 】

誰もが年をとっても、いつまでも健康でいたいという気持ちはあると思います。

シックハウスやハウスダストが原因によるアレルギーや部屋ごとの温度差からのヒートショックが原因による心筋梗塞や脳梗塞など、住宅に関係する健康被害は多々あります。

住宅を建てるきっかけに家族が増えたことや子供の成長などがあげられると思います。

子供はいつか家を出て行ってしまうので、子供最優先の住宅取得はあまりオススメ出来ませんが、アパートなどに暮らしている時にハウスダストやカビ・ダニが原因でアレルギーや喘息などになってしまった子供がいれば話は別です。

何とか子供の為に少しでも自然素材で無添加な健康住宅に住みたい!という親の気持ちもあるでしょう!

しかし、覚えておいてください。

健康住宅=自然素材だけで作られた住宅、無添加物で作られた住宅ではないことを!

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健康住宅とは?

そもそもまず始めに「健康住宅」にはどういった定義があるでしょうか?

これ!と言った定義がある訳ではないようですが、インターネットで調べてみると「有害とされる化学物質や薬剤及びこれらが使われた建材などの仕様を使わないようにし、シックハウス症候群などの対策が取られている住宅で健康に住めるよう様々な工夫や配慮がされている」ことのようです。

そっくりそのままコピペすることが出来ませんので、文章的に少し変えてありますが、おおむね合っていると思います。

この文章だけを見るとシックハウス症候群に焦点があてられているようにも思いますが、それだけで本当に健康な住宅となるのでしょうか?

この記事の冒頭にも書きましたが、住宅での問題はシックハウスだけに限らず、ヒートショックなどによる疾患系の病気もありますので、「住宅だけが健康であり、住む人が健康に住まうことが出来なければ意味がないのでは?」と思うのは私だけでしょうか?

そもそも人が本当に健康で長く快適に住まう住宅とはどういった住宅なのでしょうか?

住む人にとって本当の健康住宅とは?

簡単ですが、住宅における問題と健康に結びつくのは「シックハウス」や「ヒートショック」などが起きないようにすることです!

シックハウスは有害物質としてホルムアルデヒドやキシレン・トルエンなどが揮発する可能性のある材料や建材などを使わない!

あるいは気密性能を高めて、計画的な換気を行うなどが重要となっており、最近では24時間換気が施行されてからあまり耳にする機会は少なくなってきました。

以上のことからシックハウス対策がなされた住宅はとても重要ですが、それ以上に人が健康で住まうためには、「部屋ごとの温度差を無くするヒートショックを防ぐ」必要があります。

部屋ごとの温度差を無くするということは、冷暖房の方法をしっかりと考え、その熱を逃がさないような断熱・気密が施された住宅であることです!

そしてこの冷暖房・断熱・気密に、換気も考えられた住宅が、省エネルギーな住宅であり、湿度管理や日射の遮熱等も考えられた住宅が何よりも健康住宅なのではないでしょうか?

どんなに自然素材や無添加物で建てられた住宅であっても、数年後、数十年後にヒートショックなどの理由から心疾患になっては本当の健康とは言えないでしょう。

今一度、本当の「健康住宅」を考え直してみましょう!

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