住宅の断熱材や断熱性能について
皆さんが住宅を建築または購入する際に、この「断熱材」と「断熱性能」について重要視しておりましたでしょうか?
以外と重要視していない方がほとんどではないでしょうか。
断熱材とは、その名の通り「熱を断つ材料」のことを指し、断熱性能とは、その「材料の熱の伝えにくさ」を指します。
前回の記事でもご紹介致しましたが、住宅にとって「断熱材」や「断熱性能」はとても重要です。
では何を基準に選べば良いのか・・・
まずは「断熱材の種類」について見て行きましょう
①繊維系断熱材
・無機系
無機系の代表的な断熱材は「グラスウール」です。
・木質繊維系
木質繊維系の代表的な断熱材は「セルロースファイバー」です。
②プラスチック系断熱材
・ポリスチレンフォーム系
代表的な断熱材はCMでおなじみKanekaの「カネライトフォーム」です。
・ウレタンフォーム系
代表的な断熱材はアキレスの「アキレスボード」です。
・フェノールフォーム系
代表的な断熱材はの旭化成の「ネオマフォーム」です。
それぞれ特徴やメリット・デメリットもありますが、それは別の機会にお伝えしたいと思います。
そして気になる断熱性能ですが、上記でご紹介した断熱材を下から順に見て頂くとそのまま断熱性能の高い(熱伝導率の低い)素材の順番となっております。
現在、「断熱性能(熱伝導率)」が最も良いのは旭化成のフェノール系断熱材です。
数値は【0.020W/(m・K)】です。
最も一般的な繊維系断熱材「グラスウール」では、高性能グラスウール(24k相当)でも【0.036W/(m・K)】です。
たった【0.016W/(m・K)】の性能差ですが、ここが「断熱性能」の重要なところです。
そして上記でご紹介した「断熱材」にはメリット・デメリットがあります。
住宅に使う断熱材として一番適切なものは何か?
断熱材のメリット・デメリットを理解し、断熱性能も考慮した上で私がお勧めする断熱材は・・・
「プラスチック系断熱材のウレタンフォーム」です!
最後にこっそりですが・・・「フェノールフォーム系」の断熱材は水などの湿気に弱いらしいですよ!