健康寿命と住宅性能!住む人の健康は住宅性能で決まる!?

快適な住まいと人の健康【 健康寿命と住宅性能!人の健康は住宅性能の影響を受ける! 】

この記事をご覧頂き、ありがとうございます!

さっそくですが、皆さんは『健康寿命』という寿命があることをご存じですか?一般的な寿命とは違い、『健康上、問題がない状態で日常生活を送れる期間』のことを、『健康寿命』と言います!

この健康寿命と平均寿命の間には、男性で約9年・女性で約13年の差があると言われております!寝たきりのご老人もたくさんいらっしゃいますが、この寝たきりの状態はすでに健康寿命を終えているということになります。

誰もが健康でありたいと願っているはずですし、孫に会ったりや趣味を続けるなど、まだまだ毎日を楽しみたい!という方も多いでしょう。

そこで最近、TVCMなどでも宣伝されておりますが『住宅健康寿命』への関心が高まってきているのを皆さんはご存知でしたか?

ここ最近、様々な大学や研究機関にて調査・解析され、「住宅の温度環境が人の健康を左右している」ということが分かっております。簡単に言うと『家中どこにいっても夏涼しく・冬暖かい住宅は、人の健康を維持して、健康寿命を延ばす』ということが分かりました!

では、ここからもう少し掘り下げていきましょう!

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住宅の熱環境と人の康寿命について

人の健康寿命と、なぜ住宅が関係してくるか・・・不思議に思われる方もたくさんいらっしゃるかと思います!

ここで少し余談ですが、寒冷地を代表する「北海道」と対象的な「九州」ですが、冬の室内温度が低いのはどちらだと思いますか!?実は九州地域の方が冬の室温が低い傾向にあります!

なぜかと言いますと?北海道民は冬を重視しており、冬を快適に過ごしたい!という気持ちが強いため、室温が他県と比べて高く、こたつの利用世帯もダントツに少ない地域です。

一方、九州では夏を快適に過ごしたい!という気持ちが強いのか、冬の室温は低めで我慢する!または重ね着して寒さ対策する!というが特徴としてあげられます。

したがって、冬は人が集まるリビングや寝室・各個人の部屋は暖房されていることが多いと思いますが、洗面脱衣室まで暖かくしている!暖房している!という人が圧倒的に少ないことから起きる「ヒートショック」が原因で入浴中に事故死してしまう方がとても多いです。その数・・・

上の画像を見てると分かりますが、「入浴中の死亡者数」は「交通事故死亡者数」と比較すると約4倍!

もちろん九州だけに限らず、関東・関西地区でも多く発生していることから地域に限定された話ではないことがご理解頂けると思います!

では、なぜこのような状況になってしまうのか・・・?

洗面所のさとお風呂のかさ=温度差が原因!

寒冷地とその他地域を比較した冬時期の室温の違いはすでにお伝えしておりましたが、寒さに対して我慢する・人が集まるところだけ暖房する。

こういった暖房方法だと洗面脱衣室の温度が低く、お風呂に入る前に脱衣した時の『寒さ』とお風呂に入り、浴槽でお湯に入って体を『暖めた』時の温度差で血圧が急激に変化してしまいます。

こういった血圧の上がり下がりが原因で事故に至ります。よって、洗面脱衣室の温度を快適温度に保ち、脱衣時と血圧が下がってしまう環境を作らないのが、一番良い予防策となります!

対策としては・・・・

①洗面脱衣室+浴室の温度をリビングなどと同様の温度に保つまたは上げる!

②先に誰かに入ってもらい、浴室内の温度を上げてもらう!

③まずは体を洗う!温度に慣れましょう。そして急に立ち上がったりしない!

④食事後、1時間ほど時間を空けて入浴!コップ1杯の水を飲み入浴!

などなど、たくさんありますが一番重要なのは「温度差のある環境にしない!」ということです。

温度差のある環境にしないポイントは、住宅性能に影響してきます。省エネルギーであるに越したことはありませんが、健康寿命を延ばす!ことを目的に考えると住宅内の熱を逃がさず、室内全体が快適温度に保たれていることが重要です!

住宅を建てる世代が健康寿命を重視して住宅を建てるのは、数十年先の話となってしまいますが、自分達の老後も考えてこそ、家づくりだと思います!

1階に和室を作り、老後に2階に上がり下がりしなくても良いようにあらかじめ準備するのと同じで、老後の年金で支払い続ける光熱費を少なく抑える(省エネルギー)、そして何より健康寿命を延ばすため、室内の温度差が少ない住宅性能を持った住宅でセカンドライフを楽しむ!是非、ご検討下さい!

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