断熱材の種類によっては、断熱性能にムラ・誤差があります!

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【 断熱材の種類によっては、断熱性能にムラ・誤差があります! 】

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断熱材の種類によっては、断熱性能にムラ・誤差?

皆さんは住宅を建築・取得する時に柱のサイズを指定しましたか?たぶん指定はしていないと思います。

一般的に木造軸組構造で建てた場合、土台・柱・梁(はり)・桁(けた)などは、「主要構造材」と呼ばれており、構造については、建築基準法等で決められた通りに建築されております。

したがって、住宅を建ててもらう側の人が、柱のサイズを決めることはありません。

また、一般的に使われる柱のサイズは、「105mm × 105mm」や「120mm × 120mm」なので、この記事でお伝えしたい「断熱材の種類によっては、断熱性能にムラ・誤差が出る?」にとても関わってきます。

住宅の断熱方法として大まかに分けると「内断熱(充填断熱)」と「外断熱(場合によっては、付加断熱)」に分けられます。

内断熱は、柱と柱の間などに断熱材を施工することから内側に断熱層があり、充填断熱も同様に柱間に断熱材を充填するため、このように呼ばれております。

そして、外断熱は柱の外側にボード状の断熱材を施工することを言います。

以上のことから内断熱とした場合、柱間にグラスウールや最近ではセルローズファイバー等の繊維系断熱材を施工することが多くありますが、内断熱は「柱の厚み分しか施工出来ない」というデメリットがあります。

そのため、付加断熱という考え方があるのですが、単純に内断熱だけで考えますと柱(105mm)に対して、最大で100mmの断熱材を施工出来ますが、内断熱時で注意しなければいけないのは・・・

この記事の冒頭にある画像を見ると分かりますが、エアコンの冷媒配管やドレン、コンセントボックスや電気配線等が断熱層部分に設置されたり、配管されることで部分的に断熱材が薄くなってしまいます。

配管関係は完全に壁の中となりますが、コンセントボックスは柱に合せる訳ではないので、室内側の石膏ボードの厚さ分がありますので、10mm前後は室内側に余裕が出来ますが、それでも薄くなることに変わりはありません。

また、今回は断熱に関する内容ですが、コンセントボックス周りの気密に関する施工も簡単ではありません。

以上のことから図面上で「断熱材GW(グラスウール):100mm」と書かれていたとしても部分的には、100mm確保出来ない部分があることをご存じ下さい!

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