【 ペットと一緒に暮らす住まいを考えた時の5っのポイント! 】
今も昔もペットと一緒に暮らす家族はたくさんいると思いますし、最近ではペット可な賃貸物件も増えてきております。
もともと賃貸物件でペットと一緒に暮らしていた方であれば、あまり意識されることはないかも知れませんが、改めて新築住宅などをプランニングする時にどんなことに注意すれば良いでしょう?
この記事では家族の一員として一緒に暮らすペット目線で考えたプランニング時に参考になる内容を5っのポイントに絞ってご紹介していきます!
目次
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!
ペットも一緒に暮らす住まいを考える上で一番大切なのは、「人もペットもストレスを感じずに暮らせること」です。
例えると犬であれば、平面的に動くので開放的で広いスペースがあると自由に動き回れることや家族(人)とコミュニケーションが取れる場所を設けて、寂しがらないように注意しましょう!
また、猫は立体的に動く習性があるので、上下運動できるキャットタワーや吹き抜けを利用したキャットウォークなどを設けるとストレス解消に良いです。
猫は単独行動しがちのため、誰にも邪魔されない空間を設けてあげるのも良いでしょう!
以上のようにペットの種類によって、様々な習性があり、その習性に適したプランや間取りを考えつつも人が利便性を考慮した間取りや動線などをプランニングすることが重要です。
ではさっそくですが、各項目ごとに分けてお伝えしていきたいと思います!
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!:①玄関編
玄関は家族(ペット含む)以外にも来客などがあった際に利用します。
犬などの場合は、家族を守る習性等から来客者を警戒したり、吠えたりしますので玄関及び玄関ホールを来客用と家族用(ペット含む)と分けるのも良いです。
また、散歩を必要とした場合、壁面に設置したシューズクローゼットの一部を利用してペット用物入れを作ると毎日の散歩も楽になります。
以外と玄関は多少、水に汚れても良いことから玄関土間部分に洗い場を設置して、犬の足などを洗えるように設けるのもオススメ致します。
玄関土間が無理であれば、別途、勝手口などを設けておくとそこの土間を利用してペットの洗い場を作るのも良いでしょう!
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!:②床材編
最近では無垢材や一般的なフローリングから様々な床材がありますが、ペットが犬でも猫でも滑りやすい床材は足腰に負担がかかり易いと言われております。
大袈裟かも知れませんが、滑りやすい床が原因で骨折や関節炎、脱臼なども考えられるようなので要注意です!
また、滑りにくさだけを考えても爪で引っかいたりすると傷がついてしまいますので、人目線から考えると出来れば傷のつきにくい床材を使用したいところです。
以上のことから通常の床材を使用してもペットが動き回れる床にはタイルカーペットなどを敷くと良いでしょう。
タイルカーペットは、鳴き声や走り回る音対策の防音仕様であったり、汚れた部分だけを外して洗ったり、交換することが出来ることから私的には一番オススメです。
人が暮らす中で一般的なフローリングでも、ペットにとってはストレスや怪我、病気につながることもありますので、ちゃんと考えた床材を選びましょう!
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!:③壁材編
壁材も床材と同様にペットと人の共生できるものを選択する必要があります。
一般的なビニールクロスタイプの壁紙では、引っ掻き傷や体をこすり付けた時の汚れが目立ったりすることもあります。
ビニールクロスは、傷があったりすると目立つため、あまりオススメ出来ません。
したがって、汚れや傷に強いビニールクロスもありますが、私がオススメするのは表面を樹脂加工で保護したタイプの腰壁などです。
この腰壁も床材と同様に汚れや傷が目立った部分を交換したりすることが出来るタイプがありますので、費用対効果を考えた壁材を使いましょう!
また、ちょっとした覚悟は必要かも知れませんが、最近流行りの塗り壁でも傷や汚れが付いた部分を上から追加して塗ることが出来る塗り壁材もあったりしますので、引っ掻いた時の掃除などは大変ですが、手がかかる子供ほどカワイイものではないでしょうか!?
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!:④臭い編
最近では、住宅の省エネ化がどんどん進み、国が目標を掲げている2020年の省エネ基準義務化に向かって住宅は「高気密・高断熱」化していきます。
そんな中、住宅でペットと一緒に生活するということは少なからず「臭い」にも気を付ける必要があります。
単純に換気をしっかり行うことで臭いは軽減できると思いますが、それでも気にするべきことですし、来客やペットと一緒に生活していない人で臭いに敏感な人は「臭い(におい)=臭い(くさい)」と思ってしまうでしょう。
そのためには換気をしっかりと行うことが住む人にとっても良いですし、臭いでストレスを感じることも少なくなるでしょう!
ちなみに床材や壁材でも消臭機能のあるものや脱臭機能に優れた空気清浄機なども検討すると良いでしょう。
また、ペットや人から出る湿気は意外と多いので、調湿機能のある壁材や除湿機などの導入も検討すると良いと思います!
ペットと一緒に暮らす住まいを考える!:⑤設備等編
ペットと一緒に暮らす上で便利な設備や建具等もたくさんあります。
ここでご紹介したいのは、まず「ペットが自由に行き来できるくぐり戸付きのドア」です!
ペットは意外と人の後をついて歩いたりする時、人がペットの存在に気づかずにドアを閉めてしまうとカシャカシャとドアや爪で引っ掻いたりすることもあります。
そうなるとドアを傷つけてしまいますので、こういったくぐり戸のついたドアがあるとペットが自由に行き来できるので、オススメですが音が抜けやすいかも知れませんので、プライベートな空間には設けない方が良い場合もありますね!
ちなみにイメージとしては、下のリンク画像にあるようなドアです。イメージ用ですので、ご参考下さい!
また、ドアだけに限らず、①玄関編でも少しお伝えしておりましたペット用の洗い場が設けられなかった場合などに便利なのが、広い間口や底がフラットになったペット兼用の洗面化粧台です!
ペットの大きさ的に多少の条件はあるかも知れませんが、小型犬や猫くらいであれば、すっぽり収まる程の間口の広さを設けてあるのはとても便利です。
このように人とペットの共生するためには、いろいろなところで配慮してあげる必要があります。
同じ家族(ペット含む)でありながら、どうしても人と同じように扱うことが出来ないこともあったりしますので、もしこれからペットと一緒に暮らす住宅を検討している人が居たら、建売住宅や中古住宅ではなく、金額にも左右されると思いますが、ペットと共生できるお互いストレスにならない間取りやプランニングを考えることが出来る注文住宅を私はオススメ致します!