窓の断熱性能 究極を求める3っのポイント!

窓の断熱性能 究極を求める3っのポイント【この記事は 窓の断熱性能 に関する内容となっております。】

皆さんは「窓」にどんなイメージを持っていますか?

日本の住宅は、窓を交換する場合は外壁を剥がさなければ交換出来ない、結露が多くて困っている、日射が入ってきて暑い、窓からのコールドドラフト現象で部屋が寒い・・・など様々かと思います。

そんな窓ですが、「断熱性能」に着目して考えると年々、その性能は上がってきております。

この記事ではそんな「窓の断熱性能」について書いていきますので、興味のある方はご覧ください。

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窓の断熱性能 ①断熱と暖房エネルギー

今まで住宅の中で一番熱損失が多いのが、「窓」でした。

最近では、ペアガラス(2層または複層)を使ったものが一般的ですが、ガラス部分の断熱性能は以外と高く、一番の問題はサッシ(枠またはフレーム)部分からの断熱性能が悪いため、窓から逃げる熱がとても多いということでした。

なおかつ、サッシ枠の材質が「木製・アルミ・アルミ+樹脂(複合またはアルプラ)・樹脂」と4種類程あり、その中でも圧倒的に断熱性能が悪いのが、「アルミ、アルミ+樹脂(複合またはアルプラ)」品です。

そして何が問題かと言いますと、コストダウンのため、窓のサッシ部分を「アルミ+樹脂(以後、アルプラとします)」を使って住宅を建てる地域またはハウスメーカー・地場工務店が今だに居るということに驚きます。

アルプラのサッシを使った場合、断熱性能が悪すぎて「結露」前提で住宅を建てる必要があるくらい、アルプラ品は住宅に使ってはいけない窓なのです。

ではいったいどんな窓を使えば良いでしょうか・・・それは間違いなく「木製か樹脂」です!この記事では樹脂推しで記載致します(笑)

樹脂サッシが開発されてからすでに40年近い年月が経過している中で、高気密・高断熱住宅(高性能住宅)のパイオニアと言われている北海道においては、新築住宅の約95%が「樹脂サッシ」を使っています。

このことから窓の断熱性能を考えると「樹脂サッシ」であることが住宅の温熱環境に深く関わってくるのですが、窓は断熱性能の他に太陽からの日射を取り入れたり、遮ったりするものでもあります。

私は地域にもよりますが、窓=ガラス+サッシは断熱性能がより良くなることで、日射を暖房に活用することが出来ると思いますし、現在でも日射は暖房エネルギーとして利用されておりますが、今以上の活用方法が望めるのではないでしょうか?

その考え方は下の見出しでまとめます。

窓の断熱性能をあげて、暖房に活用する

本来、窓の断熱性能が上がれば、太陽光パネルと同様に自然エネルギーを活用して暖房に利用することが出来ると私は考えます。

その暖房エネルギーをうまく活用できれば、日中に暖房機を使わなくても良い住宅が建てられるかも知れません。

もちろんその熱を上手に使うための断熱性能や気密性能など、温熱環境をしっかり考えられた住宅性能は必須となりますし、窓から入る日射の暖房は日射が当たっているまたは入り込んでいる部分だけ暖かくなるので、床からの輻射熱やファース工法で採用されている空気循環などをうまく活用するアイデアは必要だと思いますが・・・。

このように窓のからの日射をうまく活用できれば、暖房エネルギーとして使うことが出来る可能性がある以上、サッシメーカーさんには頑張ってもらいたいですし、もしこの記事をご覧頂いた方で今まで考えてもみなかったという方は是非、挑戦頂けたら嬉しい限りです。

ただし、窓から入る日射を暖房エネルギーに変えて利用する場合には、当然のことながら「窓の断熱性能」も重要になってきますので、注意致しましょう!

窓の断熱性能 ②日射取得と遮蔽

北海道などの寒冷地では日中の太陽からの日射は室内に取り入れ、温暖地などでは日射をなるべく取り入れないようにするための工夫がされております。

これは季節(時期)によって違う太陽高度を利用したり、ガラス自体にLow-E加工することで対応しております。

夏の暑い日差しを出来る限り、住宅の中に取り入れたくない場合は遮蔽、住宅内に取り入れたい場合は取得ですね!

地域によって、取り入れた方が良い場合と遮った方が良い場合もありますし、窓は季節によって切替られるものではないので、バランスを重視したりと考え方は様々です。

ですが・・・実は私、窓系の話がすごく苦手です。

なのでさっさと次に行っちゃいます(笑)

窓の断熱性能 窓と躯体の接合部からの熱損失

いつも私が思っていたことを記事にしてみます。

日本の住宅の窓は、外側からはめるタイプの窓となっており、若干、窓が外側に出るような施工となっております。

しかし、住宅の断熱性能で考えた場合、壁部分の断熱材の中心と窓ガラスの中心が揃うような状態が一番断熱性能が高く効果が得られるのはご存じでしたか?

また、窓の断熱性能を計る上で無視できないのが「隅角部」である空気が滞留しやすい入隅(角っこ)部分にも注意する必要があります。

窓の結露は、以前の記事で空気の対流があることで結露しにくい話はしましたが、そういった構造的に窓台部分から空気が出るような構造であれば窓にとっても良い環境になるのではないか?と私は考えます。

窓、結露の原因は?メカニズムと5っの対策!

そしてもう一つ私が気になっているのが、「窓と躯体部分の接合部分の断熱性能」です。

本来、躯体とサッシの接合部分は断熱も何もされていない部分ですので、ここから熱損失を考えてみるのも面白そうです!

もしかしたらとんでもない量の熱量が外に逃げてしまっているかも知れませんね・・・。

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