オートエアサイクル工法とは?新たに開発された工法について!

オートエアサイクル工法
 【オートエアサイクル工法とは?新たに開発された工法の評判は?】

 この記事は、「オートエアサイクル工法」に関する管理人の考えや評判について書いている記事です。

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オートエアサイクル工法とは?

この「オートエアサイクル工法」とは、「HomeResearcH(ホームリサーチ)」という主に瑕疵保険の住宅検査業務等をメインで行っている会社です。

瑕疵保険などを取り扱う保険法人㈱ハウスジーメンとも関係が深いようにも思えたので、この会社が新工法を発表していることに少し驚きました!

このオートエアサイクル工法とは、簡単に言うと床下の空気を活用して住宅内の温湿度を一定に保つ工法です。

こういった工法は、エアサイクル工法やファース工法などに似た印象があり、「空気循環型」の住宅であることが分かります。

もっと掘り下げていきますと、住宅の床下や天井裏などの固定位置から室内のクローゼットや廊下などに設置されたパイプファンをマイコン(マイクロコンピュータ)制御して夏・冬で快適に温湿度にすることが出来るようです。

夏は外の温度が高くなるとマイコンで制御されて床下の冷気を循環、冬は深夜になると床下の暖気を室内のクローゼットや廊下などに空気を送り込んで、それぞれの季節にマッチした循環方法を行う。

このように空気を循環させた時に天井・壁・床下の空気が断熱層(断熱シールド)となり、外気からの影響を受けないようにするようです。

これらのパイプファンは住まう人が好きなようにウェブを使うと制御を変更できるようで、強制的に全てのファンを動かすと住宅内の空気が40分で1回入れ替わるようです。

必要な時に自動的にパイプファンが動くので、少ない消費電力で理想的な空間がつくれるようです。

専用サイトはこちら ⇒ オートエアサイクル工法

管理人が思うデメリット

こういった工法のメリットは、開発したメーカーまたは取り扱う施行工務店等に聞いて頂けるのが一番です。

分かり易く自社の独自工法を紹介してくれるので、私は逆に注意しなければいけないような点を書いて行きたいと思います。

なお、あらかじめお伝えしておきますが、私は「オートエアサイクル工法」について、誹謗・中傷するつもりはありません。

ではさっそくですが、私の意見を書いて行きます。

①床下に蓄熱材の有無

これは完全に私の個人的な意見ですが、夏・冬どちらも床下の快適な空気を活用するシステムとなっております。

夏は冷気は下側に貯まりやすいので、蓄熱という意味では有効だと思いますが、冬の暖気は地熱を利用しているのか、日中の日射熱を活用するのかハッキリわかりませんでした。

したがって、「床下の空気を活用」するのであれば、出来る限り暖かく・涼しい空気を利用したいため、床下に潜熱蓄熱材などを敷いてより床下の快適温度をキープしてあげると良いのでは?と思ったのは私だけでしょうか?!

②断熱・気密の方法を確認

専用サイトを確認しましたが、「断熱・気密方法」に関する記載がありませんでした。

空気を循環させて全館冷暖房して、快適な空気をつくる上で重要なのは「気密性能」です。

隙間があったのでは「空気循環」させる意味がありませんので、必ずメーカーや施行工務店等に気密性能を確認するようにしましょう!

ただし、WEB上に謳われる「気密性能:C値」は主にチャンピオンデータ(1番性能が良かった時のデータ)が掲載される場合が多いです。

必ず「平均値」を確認して、この「平均値」が答えられない、または分からない場合は住宅の気密性能等をセカンドオピニオンなどで相談すると良いと思います!

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