賃貸住宅・アパート選びで重要なポイントは?求められる性能!

中古アパートの画像【 賃貸住宅・アパート選びで重要なポイントは?求められる性能! 】

現在、住宅を持たない高齢者の方々が賃貸住宅やアパートを借りることが困難な状況にあるのはご存じでしょうか?

我が国には中古住宅や空き家などがたくさん余っている状態で国も本腰を入れて対策し、流通させようとしている中、年齢等の問題はあるとは思いますが、「賃貸物件に出来そうな建物は余っているのに、借りたい人が借りられない状態」にあるというのはとても不思議な話のように思えます。

とっ!少し話はズレましたが、ここからが本題となります。

この記事では、賃貸住宅やアパートを借りる際に下見して頂くポイントや重要な項目についてお伝えしたいと思います。

仕事場所から近い!駅近物件!2階!角部屋!オートロック!バルコニー付!などなど、賃貸物件を借りる時に妥協できない部分はたくさんあると思いますが、賃貸物件であっても人が住む住宅には変わりません。

これからお伝えすることも少しだけ、ご参考頂き、賃貸物件の下見時にチェックして頂ければと思います!

賃貸住宅やアパートだからと言って妥協せずに、住み始めてからかかる費用は戸建住宅も賃貸住宅・アパートも同じだと思いますよ?

家賃=住宅ローンであり、光熱費はどんな住宅であっても支払わなければいけない訳ですから!

スポンサーリンク

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイントとは?

上の記事でも書きましたが、この記事では「駅近物件、オートロック、角部屋、バルコニー」などの条件ではなく、人が住む上で「賃貸住宅」として注意頂きたいポイントについてお伝えしたいと思います。

実際にあなたが賃貸住宅またはアパートを借りたい!一人暮らししたい!同棲生活するために!となった時、何を基準に選びますか?

もちろん部屋の数やリビング・ダイニング、家賃の金額なども検討材料ではあると思いますが、本来の住まいにとって重要な部分や性能を考えてますか?

賃貸住宅やアパートは、基本的には大家さん(オーナー)から借りているものなので、いつかは返さなくてはいけませんし、通常生活における経年劣化等以外については修繕する必要があります。

これを「原状回復」と言い、借りている年数等にもよりますが、これらの内容が気になる人はこちら「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」をご覧下さい!

以上のことから築年数や大家さんが心の広さは多少、影響するかと思いますが、生活の仕方などで起きる不具合から修繕しなければいけない注意事項等もございますので、そういったポイントを簡単ですが、ご紹介していきます!

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント①:熱・気密

賃貸住宅やアパートというのは、基本的に新しければ新しい程、家賃は高額になります。

しがたって、築年数の経過している物件や古い建物の物件では、家賃が低額です!というより低額にしないとメリットがないため、人が入らない・・・というのが、本音でしょう。

築年数が経過した古い物件は、もちろん断熱材や気密性能の概念などまったくない時に建てられている可能性もありますし、当ブログでもご紹介しております通り、グラスウール(住宅用断熱材)がズレ落ちて断熱されていないなども考えられます。

以上のことから賃貸住宅などの情報紙や不動産屋さんに行っても、この項目「断熱・気密」に関する情報はほぼ100%知ることは出来ないでしょう。

しかし、この断熱・気密が夏を暑さや冬の寒さを軽減するために必要となる住宅性能でもありますので、物件を下見する時は暖冷房されていない状態の「暑さ・寒さ」を注意して感じてみて下さい。

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント②:防

賃貸住宅やアパート、もちろん戸建住宅でも必ずあるのが「ご近所付き合い」です。

特に賃貸アパートやマンションでは、お隣さんとは壁1枚で区切られているだけで、会話の声やテレビの音、特にトイレの排水の音などは伝わってきやすいものです。

以上のことからこういったプライバシーでもある「」は防音対策がされていることがポイントでもあります。

下見に行く時間帯や曜日も関係するとは思いますが、可能な限り、お隣さんとなりそうな人の職業や家族構成などは確認すると良いでしょう!

ちなみに上の階にも部屋がある場合は、足音なども注意が必要ですよ!

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント③:カビ・

これは①:断熱・気密にも関係してくることですが、「カビ・結露」には過剰なくらい注意して頂いた方が良いと思います。

夏は住まわれる地域や気候の違いから除湿機などを使われることをオススメ致しますが、特に注意が必要なのは、冬です!

1L(ワンルーム)などの物件ではあまり気にする必要もないかも知れませんが、基本的に外気側(隣に部屋やお隣さんの部屋がない壁面)の壁や床部分などでは結露が発生しやすいです。

この結露は気づかないでいるとカビが発生して、木材を痛めたり、壁紙(クロス)を痛めたりする要因になります。

もちろん押入れなどは、空気が動かない・物が常に置いてある状態が続くことからカビや結露が発生しやすい場所:NO1となります。

この結露・カビに関する対策は、必ず「隙間(すきま)」を設けることです!

押入れであれば床面と壁面に必ずスノコなどを敷いたりして、壁面と家具やタンス・衣装ケースなどの間を隙間なく置かないようにすること=しつこいですが、隙間(すきま)です!

そして換気をしっかりと行うことがもっとも重要となります!

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント④:

下見などで実際の物件を目で見て選ぶ方がほとんどだと思います。

そんな中、以外と感じないのが建物の傾きです。

もちろん耐震性や耐久性なども重要なポイントですが、古い物件などはこっちの空き部屋は問題ないのに、あっちの部屋はなんか・・・傾いてないか?というのを感じ取って下さい。

常に傾いていると生活に支障をきたすだけでなく、日々の暮らしにストレスを感じてしまいますので、下見した時に「ん!?」と思ったら何気なくビー玉やスーパーボールなどを転がしてみて下さい!

不動産屋さんは、あなたに部屋を借りてもらうことが最終的な目的でもありますので、違和感や不安を感じたら「自分で調べる」ということも大切です。

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント⑤:設備

基本的に住宅では、冷暖房・給湯・照明が必ずあります。

だいたい冷暖房機器は備え付けのものもあれば、借り手側が用意するなど物件によって、様々だと思います。

しかし、給湯と照明は100%備え付けの設備であり、給湯は住み始めてから支払う光熱費に直接関係してくる重要な確認ポイントです。

この給湯がガスなのか?灯油なのか?電気なのか?で費用は違ってきますので、必ず確認するようにしましょう!そして暮らす人数からだいたいの費用(光熱費)を不動産屋さんに聞くことをオススメ致します。

また、重要な確認ポイントとして給湯以外に必ず「換気設備」も確認して下さい!

換気の方法によって、様々ですが、カビや結露は住む側の問題となり、原状回復時にトラブルとなる可能性がありますので、ちゃんとした換気が出来ない状態または設備の場合、必ず交換等を依頼しましょう!

もちろん給湯設備などもあまりにも古いものである場合は、交換してもらえないか提案してみて下さい。

賃貸住宅・アパート選びで重要なポイント⑥:められる性能!

私が思う賃貸住宅やアパートなどの性能は、明らかに戸建住宅等に比べて低いことから入居者である人々の不満はとても多いのではないかと思います。

戸建住宅が、2020年に省エネ基準が義務化となることで建築物全体の省エネ化が進む中、賃貸住宅やアパートも例外ではないと私は思います。

費用対効果で家賃を低額に抑えたい!という住まう側の問題もあるかも知れませんが、それでも全ての人が住宅に関する知識や結露・カビに関する知識がある訳ではありません。

耐震性や耐久性についても同様だと思います。

しかし、戸建住宅では問題視されることも賃貸住宅やアパートだと問題視されないこともありますし、これからの住宅事情を考えると家賃は安いが寒くて、不満・不安しかない生活を送るのか?

戸建住宅を取得・建築して老後の心配もなく、快適で少ない光熱費で暮らす方が良いのか・・・私、個人としては住宅を取得する方が良いと思えてなりません。

今後、大家さんやオーナーさんは必ず「断熱・気密・防音・カビ・結露・設備(給湯・換気)」の項目が、新築または改修工事を行う際の重要がポイントになると思います!

借りる側も貸す側も立地条件や費用、デザイン・間取りだけで人が入っていた時代は終わるかも知れません。

以外と賃貸業界も状況は逆転して、今まで「貸してやっている!」方が「借りて下さい。」という状況になっていることも事実。

これからは国の補助金なども活用しながら、空いている中古物件や空き家などをリフォームして「断熱・気密・防音・カビ・結露・設備(給湯・換気)」の項目に配慮された物件情報を借り手側に表示していかなければ誰も借りない・・・そんな市場になりそうですね。

借り手側にとっては良い話ですが、こういった住宅事情も知ることで賃貸物件を下見・検索する時の参考にして頂けると幸いです!

人が住む以上、快適であり、不満や不安・ストレスがない暮らしはとても重要です。

借りてしまってから、あれっ!?では遅い場合もありますし、原状回復の問題や敷金・礼金・前家賃などのお金もかかることですから・・・賃貸住宅だからといって妥協しないようにしましょう!

スポンサーリンク

コメントはこちらから!

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA