住宅の耐震性能の再検討!?オススメは耐震等級3と性能評価(建設)!

住宅の耐震性能の再検討!?オススメは耐震等級3と性能評価(建設)!画像【 住宅の耐震性能の再検討!?オススメは耐震等級3と性能評価(建設)! 】

東日本大震災での地震から津波に対する備え、または熊本地震での本震・余震など、1000回を超える大小異なる地震を踏まえて、最近、耐震性能を再検討されている方がたくさんいることでしょう。

地震大国でもある日本で住宅を建てるには、地域や季節によって必要が断熱・気密性能等の他に耐震性能も必須となる性能と言えるでしょう!

昭和56年(1981年)に現在の耐震基準となる「新耐震基準」へと改正され、地震の影響を受けた時の建物の倒壊を防ぐだけでなく、住宅内の人間の安全確保を主眼に置いて旧耐震基準から改正。

旧耐震基準が震度5程度の地震に耐えることが出来る住宅から、新耐震基準では震度6強での地震に耐えることが出来る基準となった。

被災地となった地域でも、全てがこの新耐震基準を満たした住宅であったかどうかは分からないが、本来、住宅とは人を雨風から守るべきものであり、今回の熊本のように住宅が倒壊する恐れから目の前にある住宅には居られず、車で過ごすことになるのは本末転倒なことにも思えます。

と、住宅の耐震についてお伝えしてきましたが、ここからいよいよ本題に入りたいと思います!

様々な住宅雑誌でも取り上げられている住宅の地震対策・・・どうしていけば良いのでしょうか?

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住宅の耐震性能の再検討!?ポイントは耐震等級3と性能評価!

見出しタイトルにもありますが、今回の地震等を踏まえて「3人中、2人が地震対策を変更している」という情報があります。

私が参考にしている資料では、約300人以上へ調査を行った結果、約65%以上の方が地震対策を変更すると回答したようです!

そして、そのうち熊本での地震をきっかけに意識が変わった方は約95%もいるようで、熊本の地震は特に気にならなかったという方は結果として5%ほどしかいなかったようです。

確かに業界の方たちにいろいろ話を伺うと、中古住宅で耐震診断などの調査依頼も熊本での地震を受けて急増しているようです。

このように災害を通して、様々な対策を検討するのはとても良いことですが、一番重要なのは大信等級3を取得したり、免震・制震システムを採用しても、地盤改良を行って強い地盤にしても「品質や性能が計画通りに行われているまたは施工されている」ことが重要です。

私個人としては、「性能評価で耐震等級3」を取得されるのが一番安心だと思います!

もちろんより安心できる方法は長期優良住宅の認定を取得するなどもありますし、いろいろな設計士さんや建設業者にて意見は様々かと思いますが、私はこれをオススメ致します。

耐震等級3とは、耐震等級には1〜3まであり、耐震等級1は現行の建築基準法と同等。

そして簡単ですが、等級2は、等級1の1.25倍の耐震性能があり、等級3にいたっては、等級1の1.5倍の耐震性能があります!

そもそも等級1は、「数百年に1度、発生する地震の地震力(東京では震度6強〜7程度)に対して倒壊、崩壊せず、数十年に1度、発生する地震の地震力(東京では震度5強程)に対して損傷しない程度」ということなので、この文言だけを見るととても曖昧な印象を受けてしまうのは私だけでしょうか?

このように基準として少し曖昧な感じは残りますが、それでも現在の建築基準法や耐震性能等を比較するために設けられている耐震等級で「性能を取得」することは可能ですが、私が問題視しているのは「施工の品質や性能偽装」が何よりも問題。

したがって、私がオススメするのはこういった施工品質や性能偽装を第三者の審査を受けて、しっかりと施工現場を確認してもらい、あたなの住宅は合格です!と第三者の審査機関からお墨付きを貰える「性能評価(建設・性能)」を取得するのが良いでしょう!

性能評価とは、何よりも住宅に暮らす人の安心を得られるよう10項目の分野(必須分野や細かい項目で分けるともっとあります)で性能を表示するモノサシがあり、その中には「構造の安定」や「温熱環境」・「劣化の軽減」・「維持管理への配慮」などがあります。

※詳しく知りたい方はこちら → 住宅性能評価・表示協会HP

この性能評価の良いところは、設計段階で耐震や温熱環境、劣化対策などに関する項目の基準をクリアした設計を行い、審査。

設計時で性能評価を取得すると「設計性能評価」を受けることができ、次にステップとなる「建設性能評価」は設計性能評価を取得した建物が設計通りに建築されているかを数回に分けて現場検査する仕組みとなっておりますので、住宅を取得される方にとってはとても安心できるのではないでしょうか!?

この性能評価は、結構前からある表示制度で、最近では住宅の省エネ性能等を同じモノサシで図ることが出来る「住宅版BELS(ベルス)」と異なり、現場検査するところが最大のポイントです!

自然は時に、私達人類に猛威を振るい、為す術が無いこともありますが、それでも備えあれば憂いなしということわざもあるように、何もしないでいるよりは何かしら対策はするべきだと私は思います!

その中でも私がこれから住宅を建築される方にお伝えしたいのは、現在、国が設けている基準の最高等級を取得して、それらの施工品質を第三者の目で審査してもらうのが一番良い安心を得られると思います。

ここで私が提案しているのは、一例であり、他にも良い方法はたくさんあると思いますので、いろいろとご検討頂き、この記事があなたの参考になれば私は幸いです!

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