住宅を建てる時、依頼先・パートナー選びの5っのコツ!

住宅を建てる時、依頼先・パートナー選びの5っのコツ!【 住宅を建てる時、依頼先・パートナー選びの5っのコツ! 】

住宅を建てよう!と決めて、土地探し。

土地も決まって次に考えるのは?「住宅をどこの業者に頼もうか・・・」となるかと思います。

選択肢はそんなに多くありませんので、「ハウスメーカー・設計事務所・地域工務店」のどれかを選ばれるかと思います!

しかし、住宅を建てる上で私が一番困難で高い壁となるのが、「依頼先選び」だと思っております。

そんな依頼先でお困りの方に是非、参考にして頂きたい「5っのコツ」をお伝え致します。

スポンサーリンク

依頼先選びのコツ:①理想と希望の確定

住宅を建てよう!と思った時、あなたが想い描く理想の住宅とはなんですか?

あなたが住宅に求める性能や機能・デザインや間取りなどの希望はなんですか?

日本は夏暑くてジメジメしており、冬は寒くて乾燥している気候であることから温度と湿気の対策は必要不可欠です。

したがって、年中快適に生活する為には、これから住宅を建ててもらう側にある程度の住宅に関する知識が必要となってきます。

もちろんデザインや間取り、総二階が良いのか、平屋が良いのか・・・住宅を建てる側の理想・希望がしっかりしていないと依頼先選びはとても困難です。

あなた方の理想の住宅・希望の家をしっかり決めて、その理想と希望を現実にすることが出来ると判断した依頼先でなければ後々、後悔することになります。

依頼先が決められない」や「依頼先選びに失敗した」りする人の多くは、「住宅の事について勉強や情報収集をしっかり行わなかった」人に多く見られるようです!注意して下さい!

依頼先選びのコツ:②インターネット・情報収集

自分達が想い描く理想の住宅・希望の家が決まったら、次は実際に行動に移しましょう!

一番手っ取り早いのは、インターネットを使って「地域名␣ハウスメーカー」や「地域名␣工務店」・「地域名␣設計事務所」が一番早いです。

そうすることによってあなたの地域で実際に住宅を建てている業者が検索できるはずです。

最近、若い年齢層の方々はインターネットを有効的に活用していることから各住宅業者もホームページを充実させるようにしております。

そこで必ず見て頂きたいのが「施行実例集」と「お客様の声」です!

お客様の声は、良いイメージのことしか書いてないことの方が多いですが、建てた側の人達がどういった事を不安に思っていたか!その不安はどのように解決することが出来たか?などが読み取れます。

また、施行実例集は実際にその業者がどういったデザインの住宅を建てているかが分かります。

このように自分達の理想・希望をイメージすることが出来れば、そのイメージを実現してしてくれそうな業者をピックアップすることが出来ますので、ピンポイントで依頼先選びを行うことが出来ます!

そして実際に依頼先選びの候補が何件が揃ったら、次に行動を移しましょう!

依頼先選びのコツ:③体感・見学

依頼先選びの候補を何件かに絞れた場合、その業者が行うモデルハウス体感やオープンハウス見学に足を運びましょう。

そこで注意して頂きたいのは、まず第一にすぐ契約や次のアポイントはとらないようにしましょう。

ここでのコツは、実際に体感してみて「金額・温度・湿度・断熱材や気密方法」を確認して頂きたいと思いますが、何より重要なのは「総額」であることです。

坪単価○○円!と謳われることが良くありますが、その坪単価にオプションが含まれているのか?何が含まれていないのか?をしっかり確認しましょう!

そして次は「光熱費(ランニングコスト)」です!

この光熱費は、住宅ローンを支払い終えた後も支払い続けなければいけないお金です。

最近では低燃費住宅などが住宅雑誌やYoutubeなどでも見られるようになってきておりますが、どの住宅を建てたとしても、いくら住宅ローンを払ったとしても光熱費は住宅の性能と冷暖房機器などによって左右されます。

十分、注意して下さい!

そしてこの「コツ:体感・見学」で行って頂きたいのが、説明してくれる営業マンとの話を良く聞き、気になった点は質問することです。

実際に住宅を建ててるのは、現場で作業する大工さんや電気屋さん、設備屋さんなどです。

したがって、住宅の納まりや監理などを行っていない営業マンは意外となんでも安請け合いをしますので、注意が必要となります。

これらの状況を作り易いのが、「ハウスメーカー」です。

ハウスメーカーは、受注を取った営業マンが下請け会社に施工や監理を丸投げにして納まりが悪かったり、希望が現場サイドに伝わっていなかったりというのが考えられます。

こういったことはハウスメーカーだけに限ったことではありませんが、それでも施工を丸投げしてしまう「ハウスメーカー」は危険だと私は思います。

依頼先選びのコツ:④契約を急がない!

これまでにお伝えしてきたコツをある程度、実践頂けると依頼先の候補が絞れてきます。

だからと言って契約を急がないようにして下さい。

病院などにもあるように「セカンドオピニオン(第二の意見)」も行うことが重要です!

言い方は悪いですが、単純に比較することメリット・デメリットも分かりますし、費用の高い安いも分かります。

キッチンやユニットバスなどの設備は同じメーカーでも業者やハウスメーカーによって金額が違ったりしますので、別のハウスメーカー、別の地域工務店であっても取引のあるメーカーも違えば、仕入れ価格も違う訳です。

比較する際のルールなどもありますが、「プラン・見積もり」までは無料で対応しているところも多くあると思いますので、活用できるものはなんでも活用しましょう!

そして契約を急がせてしまう要因には、「消費税の増税」などの要因もあります。

現在の8%から10%に増税される前に住宅を建てたい!という方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、消費税よりも重要視しなければいけないのが「住宅ローンの金利」です。

この住宅ローンの借り入れ時の金利次第で2%増税分のもとを取れる場合もあるくらい金利は重要です!

今年に入ってから書いた記事「2016年、住宅ローンの金利事情はどうなる?大予測します! 」でも書きましたが、ゆうちょ銀行が上場したことで新しい住宅ローンを作る可能性もあります。

金利は一時的に上がることはありますが、年々下がり続けておりますので、注意すべきは「金利」であることを肝に銘じて頂きたいと思います。

そしてこれは不確定要素でもありますが、消費税増税時の駆け込み後に住宅の建築棟数が減ることは目に見えておりますので、あえて増税後に在庫品や資材の低価格化を狙ってみるのも良いでしょう!もちろん不確定ということをお忘れなく!

以上、ここまで4っのコツをお伝えしてきましたが、次は最後となるコツは・・・

依頼先選びのコツ:⑤住宅を勉強する!

最後のコツは、「住宅に関する知識を身に付け、建てる側の人が勉強する」ことです!

このコツが住宅を建てる上でもっとも重要なことであり、失敗・後悔しないコツでもあります。

ハウスメーカーなどで行われる施工・監理の丸投げは利益のために安い金額で請け負わされるため、品質の良い仕事が出来ずにその影響は建てられる住宅に反映されます。

一度、建てた住宅は住宅ローンが支払い終わっても住み続ける訳ですから室内の温度や湿度を快適に保つためには断熱材や気密方法が重要であり、経年劣化や冷暖房・給湯・照明にかかるエネルギー=光熱費も考えなければいけません。

参考記事:光熱費は断熱性能で決まる!節約は住宅を建てる時に決まる!

2020年以降に建てられる住宅は全て省エネ基準を満たした住宅でなければ建てられないことからここ数年間でこの基準を満たしていない住宅を建てた場合、数年後には「不適格建築物」として扱われることも考えられます。

参考記事:2020年、改正省エネ基準義務化! これからの住宅の選び方

住宅を建てるきっかけは子供達の成長であっても、建てた住宅に住み続けるのはあなた方ご夫婦となりますので、子供中心の間取りではなく、1階に子供スペースや客間、老後の寝室など出来るような間取りや動線などを考えましょう!

参考記事:1階リビングの近くに子供部屋・スペースを作りましょう!

住宅にとって湿度の管理は重要なことであり、住む人にとっても重要ですが、湿気は人以外にも断熱材など壁の中でも住宅の劣化を早めてしまう要因にもなります。

参考記事:快適な住宅を造るために必要となる知識と5っのポイント

体感温度は、室内空気の温度だけではなく、床や壁などの温度も影響しますので実際に人が感じる温度で暖かい・涼しいに影響するのは室内空気の温度だけでなく床・壁などの温度も関係してきます。

部屋ごとに温度差が出来る住宅は、ヒートショック(温度差からの血圧増減)による影響から心疾患などで亡くなる高齢者は多く、高齢者の死亡原因の約4分の1を占める程であり、全館冷暖房であっても部屋ごとの温度差がないことは温熱環境的にとても重要です。

参考記事:スマートウェルネス住宅とは?健康寿命を延ばす住宅と性能

このように思いつくことをつらつらと書いていても住宅の性能や間取りなどは、住む人の快適性や健康に対して影響してきます。

稀に「ハウスメーカーでローコストの住宅でも十分、良い家が出来ます」と言ったりする人もいますが、価値観は人それぞれです。

これから住宅を建てようとしている方々にとって、「本当の良い家」とはなんですか?今一度、考え直してみてはいかがでしょうか!?

スポンサーリンク

コメントはこちらから!

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA