エアコンは消さずにつけっぱなしがお得!
各メーカーで発売されているエアコンの性能や冷暖房能力が良くなってきておりますが、「消費電力」の部分でもとても高効率となっております。
その影響から冷房だけではなく、暖房目的でもエアコンを使用するご家庭が増えている訳です。
しかし、しっかり調べずに家電量販店などで購入して、設置してもらった後にエアコンで冷暖房しても暖まらない!涼しくならない!などの問題・クレームも多く起きているようです。
これは各メーカーのエアコンは、100vもあれば、200vで動くエアコンがあり、暖房容量や冷房容量が異なります。
一般的に冷暖房容量は、「○畳用」などと書かれているものや「木造用」などの構造によって、多少違ってきます。
したがって、家電量販店などで値段だけを見たりしてエアコンを選んでしまうと商品+施工費用をかけて取り付けても暖まらない!冷えない!ということにもなりかねません。
エアコンでの冷暖房は、今やインターネット上でも簡単に調べられるようになりましたが、「つけっぱなし」で動かすのが、消費電力が安くする場合があります。
暑い時、寒い時にだけ、ON・OFFするのはとても効率が悪いので、その理由について書いて行きます!
エアコンのつけっぱなしがお得な理由について
エアコンをつけっぱなしでいることで電気代がお得になる理由とは、エアコンは暑い時、寒い時に急激に暖めたり、冷やしたりすると高い消費電力となります。
しかし、設定温度、例えば暖房時に22℃設定にして、室温が21℃になったら少し暖めて22℃になるようにする。23℃になるとエアコンは準備状態または弱運転状態になり、少ない電力で動きます。
この「少ない電力で動く」状態を維持してあげることが重要なのです。
最近のエアコンでは、各メーカーのカタログ等でも「APF(エーピーエフ)」や「COP(シーオーピー)」が表示されております。
APFとは、「通年エネルギー消費効率」のことで、1年を通して、ある一定条件のもとにエアコンを使用した時の消費電力量1kWhあたりの冷房・暖房能力を表したものです。
COPとは、「冷暖房平均エネルギー消費効率」のことで、定格冷房・定格暖房時の消費電力1kWhあたりの冷房・暖房能力を表したものとなります。
単純に車などで例えると「燃費」と言い換えることが出来ますが、一般的にAPFの方がより実際の使用時に近い値として扱われることが多くなっているようです。
したがって、車で例えるようにアクセルをめいっぱい踏んで、急にスピードを上げると燃料をたくさん使い、燃費が悪くなる。エアコンも急激に暖めたり、冷やしたりすると燃料をたくさん使い、燃費が悪くなります。
安定した速度で走り続ける状態が車の燃費で考えるととても良い状態であるように、エアコンも暖めたり・冷やしたりする温度の幅を少なくして安定させてあげることによって、少ない消費電力で動いてくれるという訳です!
ちなみにこの運転をさせる場合は、エアコンで冷暖房した熱を逃がさない!または逃がしにくい!住宅または住宅性能であることがとても重要です。
外気の影響や熱の逃げやすい住宅や室内では、暖めても暖まらない、冷やしても冷えないことが考えられますので、ご注意下さい!
また、日本人の特徴として家を空けている時、人がいない部屋を暖めたり、冷やしたりしているのがもったいない、無駄だ!と思ってしまう人がとても多いです。しかし、その考え方を改める必要もありそうです。
以上、伝家の知恵袋でした〜!!
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