【 床面の温度は、住む人の健康に関わります!寒さ対策を忘れずに! 】
外の気温がどんどん下がり、冬になると頭を悩ませるのが、「光熱費」と「体調不良(風邪やインフルエンザ等)」が思い浮かぶと思います!
特に冬は外が乾燥気味になり、最近では暖房機器でエアコンを使われているご家庭も多くなったことから余計に湿度は低くなりがちです。
ちなみにエアコンで暖房するとどうして乾燥するのでしょうか?それはエアコンを使うから乾燥するのではなく、空気中に含まれる湿度(相対湿度)のメカニズムを理解する必要があります。
詳しく知りたい方はこちらの記事「エアコン暖房は空気が乾燥する!?その理由と対策について」をご覧ください!
少し話がそれましたが、この記事でお伝えしたいのは、光熱費でもなく、空気中の乾燥が原因での体調不良でもありません。この記事でお伝えしたいのは「床(足元)が冷たいことによって、体温が奪われてしまうことが体調不良につながる」ということをお伝えしたいと思います!
床面の温度と住む人の健康について
なぜ、床面の温度と住む人の健康に関係があるかと言いますと・・・
皆さんは「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」という言葉をご存じですか?
この頭寒足熱とは、頭を冷やして足を暖めることが健康に良く、質の良い睡眠につながると言われているのです!
寒い家は総じて床面の温度が低く、築年数の十数年経過している賃貸物件やアパート・中古住宅では床が冷たい!ということが多々あります。
そんな冷たい床面に常に足や足元・おしりなどが触れていることでどんどん体温が奪われてしまい、体が冷えやすくなっていることが多いです。
また、FFストーブやファンヒーター、エアコンなど空気を暖めて暖房するタイプの暖房機は頭部分(天井付近)が暖まり易いことから状況的には「頭暖足冷?」の状態になり、とても健康的とは言えません。
そして追い打ちのように空気が乾燥することによって、インフルエンザウィルスなどが活発となり、住む人にとって風邪などをひいてしまうような体調不良へとつながっていくのです。
したがって、床面が暖かいと常に足元が暖められることから光熱費がかかったとしてもついつい床暖を採用してしまう人が多いのは、言うまでもありません。
床面の温度や壁面の温度が室温と同等くらいになっている住宅は、暮らす人の体感温度も高く、とても快適に感じられるはずです。
これから住宅を建築・購入する!という方は是非、こちらの記事「体感温度で重要なのは室温と床・壁・天井の温度で決まる!」もご覧ください!
以上、冷たい床は暮らす人の体温を奪い、体を冷やしてしまうだけでなく、乾燥の影響で風邪などのウイルスが活発化することで体調を崩しやすい環境が出来上がってしまいますので、少しでも健康でいたい!という方は床面の温度なども気にしてみてください。
ちなみに当サイトにて、「寒い家を暖かくする方法と5っのポイント!」という記事もございますので、詳しく知りたい!という方は是非、ご覧下さい。
以上、伝家の知恵袋でした〜!!
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