平成28年度、地域型住宅グリーン化事業の募集が開始となりました!

地域型住宅グリーン化事業【 平成28年度、地域型住宅グリーン化事業の募集が開始となりました! 】

最近、パソコンが不調ですぐ落ちてしまう症状に襲われてからしばらく情報収集を怠っていたため、ご案内が遅れてしまいました!!

平成24年(2012年)から始まった地域型住宅ブランド化事業から昨年、名称を変更して行われているのが「地域型住宅グリーン化事業」(以後、グリーン化事業とします)です。

前回の平成27年度、グリーン化事業はまだ事業を終了しておりませんが、簡単にご説明しますと各都道府県内の中小住宅事業者及びその木材に係わる業者達がグループを作り、地域で作られる木材資源を利用して、地域に適した良質な住宅を提供する際に国から出る補助金を使っていいですよ!というものです。

かなりざっくりしかご説明しておりませんが、条件として上でお伝えしているように決められた地域材(木材)を利用して、なおかつ長寿命型(長期優良住宅)や高度省エネ型(認定低炭素・ゼロエネルギー住宅等)など、住宅の性能や耐久性・耐震性を向上させている住宅に対して100万円程の補助金が受けられる場合があります。

この「うけられる場合があります」というところが引っかかった方も多いでしょう!

この補助金の制度は予算が決まっており、補助金額の高額さから手を上げる人(グループ)が多いことから補助金を活用して住宅を取得したい!という人達全ての願いを叶えることが難しい制度でもあります。

それは各グループに配分される予算が決まっているため、グループ内に20〜30社登録されていた場合、必ずしも全ての業者が活用できるとは限らないからです。

では、話が長くなりましたが、もっと詳しく「グリーン化事業」のことを知りたい!という方はこちら「2015年の住宅補助金、地域型住宅グリーン化事業を活用しよう!」の記事をご覧下さい!

では、さっそく本題に入りたいと思います。

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平成28年度、グリーン化事業の募集開始

昨年12月の住宅局関係予算決定概要にて、拡充が公表されておりました平成28年度のグリーン化事業。

主に地域における木造住宅の生産体制強化と環境負荷の低減、三世代同居住宅への支援を目的に行われる制度です。

4月27日に国交省から報道発表され、募集期間が「平成28年4月27日~平成28年6月3日(必着)」ということです。

今回は昨年度と同様に第1期の募集と第2期の募集と分けられるかどうか分かりませんが、いずれにせよ急がなければいけないことは確かです!

気になる採択通知の発出日は、「6月下旬」となり、一部、ゼロエネルギー住宅は「7月中旬」とのことでした。

平成28年度のグリーン化事業も平成27年度と同様に・・・

[1]長寿命型(長期優良住宅:木造、新築) :100万円/戸
[2]高度省エネ型(認定低炭素住宅:木造、新築) :100万円/戸
[3]高度省エネ型(性能向上計画認定住宅:木造、新築) :100万円/戸
[4]高度省エネ型(ゼロ・エネルギー住宅:木造、新築および改修) :165万円/戸
[5]優良建築物型(認定低炭素建築物等一定の良質な建築物:木造、新築) :1万円/㎡
※[1]~[4]については主要構造材(柱・梁・桁・土台)の過半に「地域材」を使用する場合20万  円、キッチン、浴室、トイレ又は玄関のうちいずれか2つ以上を住宅内に複数箇所設置する場合  30万円を上限に予算の範囲内で加算します。

国交省:報道発表資料から抜粋】

となっております。

補助金の金額だけ見るととても高額が補助が受けられるので、是非、住宅の建築・取得を予定されている方は、予定を少し遅らせて採択通知の結果が届く6月下旬にするのも良いでしょう!

採択されているグループは、グリーン化事業の評価事務局ホームページにて公表されますので、一般の方でも閲覧することは可能ですよ!

ではさっそくですが、次に移りたいと思います。

ここまでは平成27年度とあまり変わりはありませんでしたが、ここからは平成27年度のグリーン化事業と平成28年度のグリーン化事業の違いについて、私が分かっている範囲でお伝えしたいと思います!

グリーン化事業:平成27年度と平成28年度の違い

私が募集要領を見た限りでは、そんなに違いはありませんが、平成27年度から導入されたWEBシステムを活用した適用申請の方法は、平成28年度から廃止となったようです。

ではさっそくですが、違いを見ていきましょう!

今回の28年度は、とても親切で募集要領の1ページ目に「グループ募集における留意点」として主な変更点を載せてくれています。

1、一事業者が補助を受けられるグループが原則1グループ限りとします!

前回は対象の条件はありましたが、こういった取り決めはありませんでしたので、背景としてこの補助金制度を活用する事業者が急増したということですね。

ただし、複数のグループに登録は出来ることともしAグループに所属していて一度、【高度省エネ型】で補助金を使ってしまったが、【長寿命型】で補助金使いたい!となった時にAグループで長寿命型の採択を受けていなければ、Bグループに登録していて、Bグループが長寿命型の採択を受けていた場合は2グループからの申請が可能です。

したがって、グループへの登録だけは行っておいた方が良いという訳ですね!

2、住宅省エネルギー講習会の修了者が必須!

これまでに地域型住宅ブランド化事業や前年度のグリーン化事業でも必須条件のようなものだったので改めて言われるまでもないような気がしますが・・・

ただし、今回の募集要領を見てみると、これまでは制度を利用して補助を受ける業者に1名以上の修了者が在籍していれば良かったのですが、「住宅省エネルギー技術者講習」の周知等の観点から採択を評価するポイントとしてこの修了者の在籍数や講習の参加予定者が影響してくるようです。

3、ゼロエネルギー住宅の適用申請について【BELSの運用開始!】

今年度より運用が開始された住宅版BELSが、グリーン化事業でも採用するようです。

私もこれから一生懸命、この住宅版BELSの勉強をしないといけませんね~。。。

4、高度省エネ型(性能向上計画認定住宅)の追加!

「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」に基づく、性能向上計画認定住宅が追加となるようです。

これも一生懸命、勉強しないといけませんね~。。。。。。。

5、熊本地震における特例措置について

この場をお借りして、お悔やみ申し上げます。

とても大変な状況でありながら、同じ苦しみや悲しみ、辛さを共有することは出来ませんし、その大変さ分かるよ・・・なんて絶対言えませんが、東北同様に1日でも早く皆様が元気に笑顔で暮らせる日がくることを祈っております。

とこの場をお借りしましたが、これはあってしかるべき措置です!

こういった国のお金を使って、1日でも早く復興!そして地域に暮らす方々の笑顔が戻ってくると良いですね!!

と以上、5項目となっております。

ちなみにこれまでも今回も、採択結果の通知書の発行?発出?された日以前に着工(切り工事又は基礎杭打ち工事の着手)している物件は対象外になりますので、ご注意下さい!

※平成28年度グリーン化事業 募集要領のダウンロードはこちら → 募集要領

この補助金を活用しようとしている方も気を付けて下さいね!

さて・・・今回の平成28年度、地域型住宅グリーン化事業ではどんな波乱が起きるのか・・・楽しみですね~!

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コメント

  1. ぼりー より:

    参考にさせて頂いています。
    文中に
    「ちなみにこれまでも、今回も採択結果の通知書の発行?発出?された日以前に工事請負契約を結んでいる物件は対象外になりますので、ご注意下さい!」
    とありますが、採択通知の前に「着工」が、補助対象外ではないでしょうか?

    • 伝家の宝刀 より:

      ぼりーさん、コメントありがとうございます!
      ぼりーさんのおっしゃる通りです!早急に内容を訂正します。28年度以内に事業に着手しなければいけないことと混同していたようです。

      • ぼりー より:

        ありがとうございます!
        補助金を活用したいと思っており、色々調べていたところ、こちらのブログにたどり着きました。
        私はもうすでに工事請負契約書を交わしており、不安になったためコメントさせて頂きました。
        ホッとしました(^o^)

        • 伝家の宝刀 より:

          ぼりーさん、改めてコメントありがとうございます!
          グリーン化事業は、地域材や長期優良住宅・認定低炭素住宅・ゼロエネなど様々な住宅性能の基準を満たさなければいけない可能性はありますが、補助金を貰えて性能の良い住宅が取得できるチャンスです!ご契約されている業者に補助金の配分が来て、ぼりーさんが活用できることを祈っております。

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