すまい給付金 を活用する際の4っの注意事項!

すまい給付金【すまい給付金 を活用する際の④っの注意事項!】

消費税率が8%になってからもう1年が経とうとしております。

以前に「すまい給付金」の存在を知らずに住宅を建築・購入されている方がたくさんいらっしゃるということで保険法人からアナウンスの依頼が来ておりました。

すまい給付金を受け取るには、それぞれの条件がありますが、その条件は特に難しいものではありません。

ただし、「すまい給付金」は低所得者を対象としておりますので、目安として所得が600万円程貰っている方は給付されない可能性があります。

では、すまい給付金を受け取る際に気を付ける際の注意事項を見ていきましょう!

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すまい給付金 を住宅ローン減税との関係

住宅の購入・建築後に住宅ローン減税等の手続きを行いに「税務署」へ行くと、税務署の窓口の方から「すまい給付金の手続きは済んでおりますか?」と聞かれます。

なぜにこの質問をされるかと言いますと、すまい給付金は「住宅の費用に充当するための補助金制度」だからです。

住宅ローン減税の対象金額は、住宅ローン残高または住宅取得時の費用のどちらか少ない方の1%が10年間、所得税から減税されます。

したがって、住宅取得時の費用がすまい給付金を受け取った分だけ少なくなりますので、住宅ローン減税の手続き上、すまい給付金の有無は確認事項とされているからです。

これから住宅を取得されて住宅ローン減税の手続きを行う方は、一度、税務署へすまい給付金の手続きを行う旨の連絡を取った後にすまい給付金の手続きを先に行いましょう!

すまい給付金 は低所得者を対象!

すまい給付金は、消費税率5%から8%へ増税されたことで一番影響を受けるであろう住宅取得に対する補助金で、所得の多い人(お金持ち!)は住宅ローン減税をフル活用することが出来るが、低所得者はどうしても活かしきれない。

そのために低所得者に限定して、支払っている税金「都道府県民税の所得割額」にて給付額を決めている。

したがって、もともとすまい給付金を受け取ることが出来ない方も居るので、あらかじめ簡単なシュミレーション等で調べた上での手続きが必要となります。

シュミレーションはこちらのすまい給付金専用サイトで出来ます ⇒ すまい給付金シュミレーションページ

これまでに申請窓口業務を行ってきた中で、たまに夫婦のうち旦那さんは該当するが、奥さんが該当しないなどの物件も対応したことがあります。

この件については、下記をご覧下さい!

すまい給付金 を受け取る条件

すまい給付金は、まず「住宅の持分を保有している人」に対して給付されます。

例えば、夫婦で1棟の住宅をそれぞれ1/2ずつ保有(登記上)した場合、建物の持分を保有しているのは夫婦になりますので、夫婦1人1人がすまい給付金の手続きを行うこととなります。

もちろんこれが旦那さん1人で建物の持分を保有した場合は、旦那さんのみがすまい給付金を受け取れるということになります。

また、「低所得者が対象」であることを忘れてはいけませんので、たとえ夫婦であったとしても所得に違いがあれば「建物の持分を保有していても」すまい給付金が受け取れない場合もあります。

したがって、すまい給付金は「登記上、建物の持分を保有しており、低所得者であること」が給付金を受け取る条件となります。

※ちなみに住宅ローンを利用しているか?現金取得か?で要件が異なります。ご注意下さい!詳しくは下記をご覧下さい。

すまい給付金 と住宅の性能

すまい給付金は、上記でお伝えした「すまい給付金を受け取る条件」に該当する必要がありますが、人だけではなく住宅もそれぞれ条件があります。

これから住宅を建築する場合は、瑕疵担保履行法の資力確保措置のうち「住宅瑕疵担保責任保険」を活用することで保険が付保された物件であれば付保証明書が保険法人から発行されますので、その書類を使って申請出来ます。

単純に保険が付保された住宅性能があれば良い!という事です。

※ちなみに瑕疵担保履行法のうち、「瑕疵保険」ではなく、「供託金の供託」をしているハウスメーカー等は別の証明書類が必  要となります。

ちなみに上記は住宅ローンを活用しており、借入期間が5年以上、借入目的が住宅を取得するためであることが条件です。

ただし、現金取得者等は「お金持ってるよね?だったら少しでも性能の良い住宅建ててよ!」という理由から55歳以上で、住宅も省エネ等に関する基準を満たした住宅である必要があります。

※省エネ等に関する基準として、旧基準の「省エネルギー対策等級4」や現基準の「断熱等性能等級4」のことを指します。

以上、すまい給付金は一見、誰でも受け取れるようなイメージがありますが、以外と条件などもあり、受け取れる人と受け取れない人がおります。

当ブログの管理人は、某企業で受付窓口業務を行っておりますので、ご質問やご不明な点等ございましたら可能な限り、ご回答致しますので、本文下のコメント欄よりお問い合わせ下さい!

以上、「すまい給付金 を活用する際の4っの注意事項!」でした!

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コメント

  1. 渡邉智博 より:

    中古マンションを購入してから住まい給付金のことを知ったのですが、既存住宅売買瑕疵保険、既存住宅性能評価書がないのですが、これではもらえないのでしょうか?
    売主の不動産業者に確認したのですが、既存住宅売買瑕疵保険には未加入で、既存住宅性能評価書は無いとのことでした。

    • 伝家の宝刀 より:

      渡邉智博さん、コメントありがとうございます。中古マンションなどの中古住宅は、「既存住宅売買瑕疵保険」等が必須条件となっております。なお、「既存住宅売買瑕疵保険」は引渡前が付保する条件になっていたと思うので、後から加入するのは難しいかも知れません・・・。渡邉智博さんがいつ頃、購入されたのか分かりませんが、本来であれば不動産業者からすまい給付金の存在を説明し、瑕疵保険の有無について確認するべきだと私は思っております。うまくいかないかも知れませんが、一度、不動産業者にクレームとしてお伝えしてみてはいかがでしょうか?すまい給付金は多少の条件はありますが、消費税増税(8%)時に住宅を取得した低所得の方が増税分に充てることが出来る補助事業なので、知らなかった・・・では普通、済まされない話ですよ?

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