高齢者社会と住宅市場の動向!求められる住まいのあり方

お茶を飲む老夫婦【 高齢者社会と住宅市場の動向!求められる住まいのあり方 】

2013年10月1日現在、日本の総人口は1億2730万人となっております。

その中でも65歳以上の高齢者は、過去最高の3,190万人となっており、年々、高齢者は増加しており、このまま高齢者が増え続けると2060年には、2.5人に1人が65歳以上となるようです!

そんな高齢化社会がどんどん進む中で、住宅の市場もどんどん様変わりしていくのかも知れません。

今回の記事では、そんな「高齢者社会と今後の住宅市場」について書いて行きます。

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高齢者の住まいに関するニーズ

ある調査によると60歳以上の高齢者の約7割が、今の住まいに暮らし続けることを希望しているという調査データがあります。

しかし、このような調査データがある中で、高齢者と言われる人達の約半分ほどの人達が、築30年以上の住宅に居住しているというデータもあるのです。

以前から日本の住宅は、30年程で寿命を迎えるもしくは建て替えやリフォームが必要な状態になっていることが懸念されてきました。

実際は、そういった状態の住宅に住んでいるのは、年齢が60歳を超えた高齢者だという現状を突きつけられているようです。

そんな高齢者の方々が「住宅で何に困っている」かというとランキング形式でお伝えすると「第1位:住まいの老朽化」、「第2位:住宅の構造(段差・階段等)」、「第3位:水回りの使いにくさ」、「第4位:住宅の管理(大きい・広い等)」、そして「第5位:維持費等の経済的負担」となっております。

これらの問題は、住宅における「耐久性・可変性・家事導線・維持管理・ランニングコスト」など、現在でも住宅にとって重要なファクターであり、課題でもあります。

こういった背景から「長期優良住宅」などの認定が施行されるようなったと考えてみると、なんとなく納得できるような気もします。

では、これからの住宅市場も高齢化市場になることを踏まえると住まいの在り方として何が求められるでしょうか?

高齢者住宅に求められる住宅や性能とは?

何よりも高齢者の住まい手が住宅に望むのは、「手摺り有無や段差がないなど、高齢者向け住宅(バリアフリー)」であることが一番ではないでしょうか?

もちろん足腰が弱くなると歩くのも大変になりますので、「買い物や移動が便利な立地」も重要です!

また、「医療サービスや介護サービスが充実した地域であったり、受けやすさ」も重要なファクターとなりそうです。

以上のように、最近では健康寿命やスマートウェルネスなどの言葉も良く耳にするようになってきましたが、「高齢者は家族や子供達に頼ることなく、元気で暮らすために必要な住宅を求めており、それでいて保険として老後の医療・介護も整った地域であり住宅を求める」高齢者が増えているということでしょう!

そして高齢者1世帯の約20%弱が2000万円を貯蓄していると言われる中で、今後の住宅市場はどう様変わりしていくのでしょうか!?

きっと、私個人の予想ですが・・・「健康寿命を延ばすための高性能住宅+バリアフリー+安いランニングコスト」ではないでしょうか?

いや・・・それに加えて平屋であったり、快適性であったりと以外と今の高性能住宅を小さめにして、バリアフリーにした住宅が結果、求められているのかも知れませんね!

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