地域工務店が生き残るためのポイントと戦略・戦術

地域工務店が生きのこるためのポイントと戦略・戦術【 地域工務店が生き残るためのポイントと戦略・戦術 】

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はじめに

年々、地域工務店が倒産・廃業している中、生き残る地域の工務店はなぜ生き残り続けているでしょうか?

住宅の取得を考えるお客様は、ハウスメーカーはブランド力や広告宣伝・大きさなどから安心さを感じられことは多いと思いますし、逆に地域工務店は、存在すら知られておらず、広告宣伝もブランド力もないことから不安に思われることも多いでしょう。

本来は、地域に根差した衣・食・住の住を支える必要不可欠な存在であるにも関わらず、思い通りの経営が出来ない工務店もいるでしょう・・・

ではこういった小さくて不安に思われてしまう「地域工務店」はどのように経営していけば良いでしょうか?この記事では私なりの考え方を書いていきたいと思います!

戦略と戦術を分ける

戦略は、工務店が存続し続ける上で「受注」・「認知度(ブランド力)」など大まかな方向性を決めるものであり、戦術とは受注を取るための「モデルハウス保有」や「広告宣伝」などがあります。

したがって、戦術だけが優れているだけでは、太平洋戦争の日本のようになってしまうことから、もっとも重要なのは「戦略」であり、それに合った「戦術」が必要であるということです。

ではさっそくですが、地域工務店が生きのこるための戦略と戦術を分けてご紹介致します!

戦略①:仕様(ハード)の確定と徹底

2020年に改正省エネ基準が義務化になることから、基本的な住宅の仕様は改正省エネ基準を満たした住宅仕様であることが一番重要であり、提案すべき仕様、そしてこの仕様の住宅を一貫して提案し続ける信念と忍耐も重要です!

そして数年後になったら対策すれば良いという安易な考えは絶対に捨てて下さい。

実績も経験も知識もない地域工務店は、早急に「改正省エネ基準適合住宅」などの広告宣伝や提案はもっとも重要であることを認識して下さい!

断熱・気密方法や換気などの仕様も様々な問題はあるかも知れませんが、これらは目的ではなくて手段として考えて下さい。

断熱をすることや気密をすることは目的ではなく、「住む人が快適に暮らせるかどうかの手段」ですので、これを間違って仕様を決めると「お客様に快適な住宅を提供すること」が不可能になり、この考え方を経営理念相当に出来ない工務店は今すぐ廃業・倒産するべきだと私は思います。

したがって、ローコストなどに費用をかけない住宅仕様は本来、建てるべきはなく、提案するべきでもありません。

しかし!例外で唯一認めるられる条件として、私が思うのは「お客様の資金の関係で、どうしてもローコストでなければいけない」ということと「どうしてもあなたの所で建てて頂きたい」という条件が揃った時だけだと思います。

地域工務店は、その地域に支えられている以上、「地域に貢献」する必要があり、地域に根差して成長している以上はその地域の人々からの相談は受けるべきであり、断るべきではありません。

戦略②:差別化の選定・強化・継続

戦略①でもお伝えした通り、2020年になれば省エネ基準が義務化になり、住宅性能による差別化は出来なくなります。

そういった場合に重要となるのが、自社の「差別化」出来る強みを持つこと磨き続けることです!

例えば「デザイン」や「ママ目線の間取り・動線を考えた設計」、「こだわり(無垢・塗り壁標準)」などで他社との差別化を図り、自社のアピールポイントやこだわりを新規のお客様へ提案出来る強みを得ることです。

デザインであれば、シンプルモダンやジャパニーズモダン、レトロやナチュラルなど様々なデザインがありますので、差別化を図るための方法を考えていきましょう!

ちなみに誰でも真似出来るような「差別化」は、差別にならないのでご注意下さい!自社だけが持つキラリと光る長所に磨きをかけて、他社が真似できないオンリーハウスの付加価値を付けましょう!

戦略③:FCに加盟

FCに加盟するには、それなりの費用が掛かりますので、一概にどこが良いとは言えませんが、2020年に義務化となる省エネ基準を決められた仕様で建てるだけで満たすことが出来るような性能に特化した工法が一番良いと私は思います。

そして私が数あるFCの中でも加盟金や年会費・月々の会費や費用対効果を考えても圧倒的に私がオススメするFCは、「ファース工法」ぐらいかと思います。

ワンマン社長で、日本で初めてオール電化専用工法を確立し、北海道にある高性能住宅と言われるFP工法なども出来なかった全国展開を現在でも行っております。

気になる方は「FP工法」や「ファース工法」のフランチャイズへの加盟をご検討頂ければと思います!

戦術①:新規物件は必ず見学会(オープンハウス)!

ここからは簡潔に細かくして戦術についてお伝えしたいと思います。

少なくともリフォームで食いつないでいる工務店以外は、注文住宅を受注して新築住宅を引渡していると思います。

その際に出来る限り、引渡前の完成時に見学会(オープンハウス)を行うことをオススメ致します!

しかし、完成見学会は当たり前のことでどこの地域工務店もやっていると思いますが、立てている途中に見学会を行っている地域工務店は以外と少ないと思います!

私は構造見学会と言っておりますが、施行中の断熱・気密されている状況が分かり、現場や周辺のキレイさなどをアピールできる大切な機会です。

むしろ施行中の現場が見せることが出来ない地域工務店は、そういった部分から改善していくべきです。

戦略②:定期的な地域紙に広告掲載

地域工務店は、地域に根差して経営することから第一に地域の人々に「覚えてもらう」ことが重要です!

○○市で家を建てるなら、まずは「○○工務店に行ってみようか?」となる程、地域の人々から思われることが理想ですよね?

そのためには常に地域に対して地域紙などに見学会開催の広告を出し続けることが大切であり、戦術①の見学会を行い続けることに意味があります。

こうすることによって、「見学会の案内」+「地域へのアピール」+「安定経営」を地域にお知らせすることが出来るからです!

特に莫大な費用をかける必要がありませんので、じっくりこつこつ地道に行うのが、ポイントだと私は考えます。

以上、現在のところ皆様にお伝え出来る私の知識はこれくらいですが、思いついて、実践して、確証を得られたらまたこちらの記事でご案内していきたいと思います!

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