ゼロ・エネ住宅を2020年までに着工棟数の過半を目標に!

ゼロ・エネ住宅を2020年までに着工棟数の過半を目標に!
  【ゼロ・エネ住宅を2020年までに着工棟数の過半を目標に!】

 この記事は、「ゼロ・エネルギー住宅」と「経済産業省の施策」に関する記事を書いております。

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ゼロ・エネ住宅 過半目標は全てが対象

平成27年6月15日に経済産業省が省エネルギー施策のとりまとめ骨子案を示しました。

その内容ですが、主に家庭部門の必要措置として「ゼロ・エネルギー住宅(ZEH:ゼッチ)の普及加速案」があげられたようです。

目標を達成するために具体的なロードマップの策定も検討していることから、「改正省エネ基準義務化」や「HEMS全世帯普及」などの施策全てが2020年を目途に検討されていることが分かります。

よって、目標となる「2020年までにハウスメーカー及び地域の工務店も含めて新築された住宅の過半をゼロ・エネルギー住宅とする」ことが決まった以上、特に人海戦術や経験などが浅い地域工務店は間違いなく倒産・廃業に追いやられる可能性があります。

もちろんハウスメーカーはお金と人を使って、「ゼロ・エネ仕様のモデルプラン」んどを作成して展開していくことが予想されますが、地域の工務店は使えるお金も人も限られているため、早めに行動を起こすことがポイントです!

そして地域の工務店に対する技術力なども指摘されており、なんらかの支援を行う方向性も打ち出されているため、国の補助金などを使って普及促進に努めていくのではと考えられます。

ゼロ・エネルギー住宅は、「太陽光発電システム」・「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」・「住宅の断熱・気密性能」等が重要になってきます。

特に40坪ほどの住宅を建てた場合、屋根の形状や大きさ・広さは限られてきますので、この限られた太陽光発電システムでゼロ・エネルギー住宅仕様にするためには、住宅で使われるエネルギーを極力減らす必要があります。

住宅で使うエネルギーを少なくするということは、断熱・気密・窓サッシを高性能にすることで住宅内から逃げるエネルギー(熱)を少なくし、換気から逃げるエネルギー(熱)も減らし、冷暖房機器で使われるエネルギーも最小限、照明はLEDで省エネ、給湯はエコキュートなどの高効率機器で省エネ。

このように仕様が決まってきてしまいます。

これからの時代は、太陽光発電システムで使うエネルギーよりも多くのエネルギーを創る「創エネ優先型」ではなく、創ったエネルギーで使うエネルギーをまかなえる「省エネ優先型」のニーズが間違いなく増えてくるでしょう!

皆さんはすでに準備は終えておりますか?、実際にゼロ・エネ仕様の住宅を建てた実績はありますか?、温湿度データやエネルギー収支のデータ取りは不要ですか?販売にあたり、営業ツール等は準備出来ていますか?

2020年まであと5年、「まだ5年もある? もう5年しかない?」捉え方は人それぞれですが、これから住宅を建築・購入しようとしている人は建てる建てない関係なくゼロ・エネルギー住宅を建てられる経験・知識・技術力がある施行業者へ流れていくのは、ごくごく自然のことだと私は思います。

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