スマートウェルネス住宅とは?健康寿命を延ばす住宅と性能

スマートウェルネス住宅とは?健康寿命を延ばす住宅と性能
【 スマートウェルネス住宅とは?健康寿命を延ばす住宅と性能】

この記事は、スマートウェルネス住宅推進事業についてや健康寿命に関する記事を書いております。

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スマートウェルネス住宅とは?

スマートウェルネス住宅とは、簡単に言うとスマートでウェルネスな住宅ということになります。

スマートとは、細いだとか無駄がないという意味でもありますが、この場合は最先端技術のスマートフォンなどと同じ意味合いだと思います。

また、ウェルネスとは、健康からより一歩踏み込んでより積極的・創造的な健康を目標にして,維持・管理・発展させようとする行動を意味するようです。

したがって、「スマートウェルネス住宅」とは、最先端の技術を活用してより安全・安心・健康的に暮らせる要素を取り入れた住宅ということになります。

この場合、最先端技術は省エネや創エネなどの「再生可能エネルギーを活用(太陽光発電システム)」と電気の見える化となる「HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」を活用する事になります。

では、健康は?と言いますと間違いなく「住宅の性能」に関係してきます。

この「健康と住宅性能」については、後程、お伝えします。

以上のことから「スマートウェルネス住宅」は、性能の良い住宅で住まい人の健康、快適性を考えた住宅創りをしていきましょう!ということになります。

住宅性能と住む人の健康について

現在、国では「平成26年度 スマートウェルネル住宅推進モデル事業」を行っており、高齢者や障碍者、子育て世帯などが安心・健康に生活することが出来る「スマートウェルネス住宅」を実現するため、それぞれに関係する住宅や施設の安定確保・健康維持促進に係わる先導的な住宅造りに支援(補助金を出す)する事業があります。

この事業のポイントで私が今回の記事でお伝えしたいのは、「健康の維持・促進」です。

高齢者などが住宅で快適で健康的な生活を送るためには、住宅性能が有していることが必要で、この住宅性能がどのように関係してくるかです!

実際、高気密高断熱のパイオニアでもある北海道の住宅は冬を旨としているので、冬がとにかく暖かい住宅が多いです。

しかし、真冬に九州や西日本側で建てられる住宅は、寒冷地に住まう人からすると寒くて寒くて居られないような温度差があります。

北海道では28℃位ないと嫌だ!っていう人が多いと思いますが、西日本側の人々は夏を旨としているので、冬の暖かさはあまり重要視しておりません。

その結果、築年数が経過してくるとどういうことが起きるかというと「ヒートショック現象」ですね!

冬、暖かいリビングから床が冷たく寒い脱衣場で服を脱ぎ、暖かい浴槽に入る・・・この寒暖差の激しい環境にいることで心疾患などで亡くなる方が多いです。

しかし、このようなヒートショックで亡くなる人が一番少ない都道府県がなんと北海道なんですね!

北海道の住宅はサッシもほぼ100%樹脂サッシで、オール電化住宅では蓄熱暖房機を設置している住宅も多いため、冬暖かい住宅が多いことからヒートショックが原因で亡くなる人が少ないそうです。

こういったことからヒートショックを起こさないようにするためには、住宅内の温度差を極力少なくすることが必要です。

そうなると室内の熱を逃がさないようにするためには、「高断熱・高気密仕様の住宅」となり、窓から逃げる熱を少なくするため「樹脂サッシでガラスはトリプルなどの仕様」になります。

換気から逃げる熱を少しでも減らしたい!となれば「第1種換気の熱交換式の換気機器」を活用することになり、高気密化された住宅では湿度管理が重要になりますので、「調湿効果のある炭や調湿材」が必要となります。

また、最後に忘れていけないのが暖冷房機ですよね!少ないエネルギーで全館冷暖房を行うとすれば、今ではメジャーとなってきた「高機能壁掛けエアコン」ということになります。

このように老後やすでに高齢の方がこれから住まう住宅は、上記でお伝えしたような住宅の性能=「温熱環境に特化した住宅性能」が求められます。

この住宅性能が確立された住宅で生活を送る事が健康の維持・促進につながり、寝たきり生活になるまでの寿命:健康寿命を延ばす鍵となります。

省エネと創エネ・・・理想的なのはどっち?

温熱環境に特化した住宅性能にプラスアルファで設置したのが、太陽光発電システムであり、HEMSとなります。

この住宅が実現した時に少ないエネルギーで快適で健康的に生活することが出来る住宅となり、ランニングコスト(維持費)の少ない老後に安定して安心できる住宅になるのではないでしょうか?

太陽光発電システムも、建てる予定の住宅の屋根の大きさは限られてきますので、創る電気の量が少ないということは住宅で使うエネルギーを少しでも少なくすることが重要であり、この収支が相殺出来て始めて省エネでゼロエネルギー住宅となる訳です!

日本の高齢者の方々が蓄えている預貯金は、全てを合わせると小国の国家予算並みとの事ですので、子供や孫のために蓄えておくことも必要ですが、こういったスマートウェルネス住宅を建てて、健康でいつも笑顔でいられる住宅を取得するのも良いかも知れません!

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コメント

  1. 山本 より:

    冬でも半袖で室内をうろういてる北海道の住宅は、本当に省エネルギーなのか?

    • 伝家の宝刀 より:

      山本さん、コメントありがとうございます。山本さんの言うとおり、北海道などの寒冷地ではガンガン暖房して薄着でいます。これが本当に省エネ?と言われてもしょうがないようにも思えます。しかし、考え方によっては室内の温度を住む人にとって、快適な温度環境で維持することが重要なのではないでしょうか?そして少ないエネルギーでそれを実現できるのが、「省エネ」ではないかと私は思っております!

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